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2017 / 06
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私は夜行族ではないが宵っ張りである。
必要もないのに深夜のTVを番組途中から見ていたら中座できなくなった。ドキュメンタリー作品でヴァイオリンを手作りする過程を詳細に伝えている。

BS放送では見応えのあるプログラムが多い。良く視聴するのはNHKのBS放送で、民放のBSはスポーツ中継を見ている。この日は民放のBS番組であった。

チェコのプラハ。
チェコを代表するヴァイオリン職人のストーリーである。祖父から父と同じようにひとつひとつ手作業で作り出すヴァイオリンの音色は世界の人に愛されている。演奏家からの作成依頼ばかりでなくヴァイオリンの修復もしている。倉庫には数十年後に使われるであろう木材が年代ごとに所狭しと並べてある。

現在は娘も加わり4世代にわたってその伝統を守っている。娘は初めて作ったヴァイオリンは自分で持っているとものだと言う。思い入れや愛着があって他人の手には渡したくないのであろう。
個人の技の伝承に魅せられた。

又、チェコには楽器作りを専門に教える学校がある。世界中から明日の楽器職人を目指して若者たちが集まっている。厳選された少人数の学校で楽器作りばかりでなく様々な楽器の修理・修復の技術も教えている。弦楽器、金管楽器、チェンバロ別に3学校が存在する。

周辺に楽器作り工場もあるが専門学校の卒業生が指導している。工場で量産されるから多くの人が楽器に触れることが出来る事へと繋がるのですね。いずれもドイツ国境近くのチェコであることに驚いた。訪れたことのあるチェコ。2002年、大洪水に見舞われたチェコでは、楽器も大きな被害を受けた。そんな背景もあろうがチェコの人々の楽器に対する思いを知った。先人たちが残してくれた音楽という遺産を、大切に守っていく姿に感銘を受けた。

ミッドナイトに凝視するようにTV視聴するとは馬鹿者と思われるかもしれない。でも、ちょい悪でもちょっとご褒美を貰ったような満足感があった。
 


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マンマ

  • Author:マンマ
  • 好奇心、やじ馬根性旺盛な熟年おばさん?

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