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2011 / 05
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マナーハウス

英国のツアーではマナーハウスに宿泊するコースがある。
ストラトフォード・アボン・エイボンでは、楽しみにしていた領主の館マナーハウスに2泊した。
マナーハウスとはかって貴族や領主、荘園主が所保有していた建物をいう。外装やパブリックエリアの一部に当時の面影を残しているが、近代的な部屋やレストランになっている場合もある。

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ストラトフォード・アボン・エイボン

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リバプールから南下してストラトフォード・アボン・エイボンへ向かった。
所要約188km/約3時間。

ストラトフォード・アボン・エイボンはイングランド中部、コッツウォルズの村々への北の入り口、ロンドンの北西150キロメートルに位置する。エイボン川のほとりの小さな町である。

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エイボン川にナローボート(narrow boat)が係留されている。TVで見るだけであったナロボートと水門(ロック)を見ることができた。ボートに乗って緑の多い水辺から美しい田園風景を眺めたいですね・・・
産業革命時は狭い運河を運搬船として活躍したナローボート、現在はほとど観光客用という。


文豪シェークスピアゆかりの地として国際的に有名な観光地となっている。街は小さく緑に包まれたエイヴォン河に鴨や白鳥が戯れ、のどかな田園地帯が広がる。彼はここで生まれ、ロンドンで名声を得た後晩年を過ごしている。
町並みは16~17世紀に建てられたチューダ様式の木造建築が連なり、中世の雰囲気をとどめている。

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           チューダ様式の町並み
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             シェークスピアの生家
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     エイボン川ほとりに建つ「シェークスピア像」
     周りにはシェークスピア戯曲ゆかりの像も並んでいる
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     ホリー・トリニティ教会 (シェークスピアの埋葬地)




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5月第3週は永平寺・金沢への同窓会旅行(短大)と東京同窓会(高校)と続き出ずっぱり、主婦失格の一週間でした。

話題の東京スカイツリーを屋根のないバスから眺めるスカイバスツアーに参加した。
東京駅三菱ビル前→スカイツリー→浅草→上野→日本橋を80分でぐるりと一周して戻る。

下車することのない車窓観光だけだが、2階席から見る街は普段地上から見る景観と違って映る。
高速に出ると風に煽られてスリル感もあった。
2階建ての赤いオープンバスは視界全開、360度の開放感がある。
旅行したばかりのロンドンのダブルデッカーに似ている。

ガイドが
「スカイツリー展望台に在る4本のクレーン車は間もなく撤去されます。写真撮影は今ですよ」

シートベルトを着けているので捉えにくい。
翌日TVでクレーン車下ろし作業が始まったと報じていた。



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        スカイツリー
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リヴァプール

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               アルバート・ドック
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リヴァプールはイングランド北西部、アイリシュ海に面し、マージー川の河口に位置する港湾都市である。
小さな漁村にすぎなかったが、1700年代、植民地との貿易が盛んになり中継貿易港として繁栄、産業革命に貢献した。タイタニック建造本社ビルがあったという。産業革命に伴った世界遺産が多い。

航空輸送の発達で衰退し埠頭としの役目は終わった。19世紀に倉庫として造られた建物群は、再開発でウオ―タフロントとして生まれ変わっている。
アルバート・ドックは世界遺産となっている。ドックを囲む建物にはテート・ギャラリー、ビートルズ・ストーリーなどの文化施設やレストラン、ショップなどが入ってファッショナブルな憩いの場、観光地となっている。

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              マシュー・ストリート (ビートルズゆかりの通り)
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               ジョン・レノン像
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1960年代ビートルズという世界的なスターの誕生で、今はビートルズ誕生の町として知られる。
リバプールはアイルランドの移民が多い所という。地理上も近く交通体系でも肯ける。ビートルズもリンゴスター以外はアイリッシュである。

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   リヴァプール大聖堂 (パイプオルガン1286本・世界最大)

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               テラスハウス(労働者住宅)




湖水地方

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朝ホテルを出る時は曇り空であった。ハワーズ(エミリーブロンテゆかりの地)を後にして昼食する頃になると小雨が落ちはじめた。午後から湖水地方へ向かう。今回の旅で楽しみにしているひとつに湖水地方のウインダミア湖遊覧船クルーズがある。

イギリスは産業革命で栄えた工業都市、中世の面影をそのまま残す街、雄大な自然と多様な顔がある。地形の変化に乏しいイングランドで湖水地方は数多くの湖や沼、山や渓谷のある自然が広がるイギリス最大の国立公園である。
ピーター・ラビットや詩人ワーズワースの世界がそのまま息づいているという。

湖水地方の玄関口となるウインダミア駅(鉄道だとロンドンから8時間)
観光の起点となるのは湖畔の街ボウネスである。

ボウネス最大の観光スポットは「ビアトリス・ポーターの世界」。ボウネスから対岸(船で10分)へ渡って行くとポーターが暮らした農場と家「ヒル・トップ」がある。対岸へは渡らなかった。

昼食を済ませウインダミア湖に着くころには嫌な雨となった。ウインダミア湖畔のボウネスに着いた。湖周辺にはボートやヨットが係留してある。クルーズはいろいろなコースがある。
我々のツアーはボウネス(Bowness)からウォーターヘッド(waterhead)までの南側を半周するコースである。乗船までの待ち時間を利用して近くを歩きたいが、雨は止む気配がなく仕方なく雨宿りする。周辺の景色は雨に霞んで写真も撮れない。水辺の白鳥は人慣れしているのか寄ってくる。

今回の旅で最も冷える所と聞いて着こんできた。春とはいえイングランド北部に位置している。本降りの冷たい雨である。船室からだと湖面しか見えない。悔しいのでデッキに上がってみたが周りは雨と霧で真っ白。期待したウインダミア湖遊覧で美しい自然の景観は望めず残念であった。

期待に反し僅か30分のクルーズでウオーターヘッドで下船する。ウインダミア湖の北端の村、グラスミアは有名なロマン派詩人ワーズワースゆかりの地である。彼が住んだ「ダヴ・コテージ」を訪ねた。

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               ダヴ・コテージ

「ダヴ・コテージ」は湖水地方で生まれ育った彼が1799年から1808年までの17年間家族や妹と共に暮らした家。元はパブだったという湖水地方の伝統的な民家の造りだという。屋内は撮影禁止だが、ほぼ当時のまま残されているという。天井は低く室内は暗かったが、椅子や食器、パッチワークキルトのベッドカバーなど当時の暮らしぶりを偲ばせる調度品が置いてあった。晩年を過ごした家「ライダル・マウント」までは行けなかった。

隣りは「ワーズワース博物館」で入場したが時間が足りず端折って見ただけであった。ミーハーな私、フランス人の恋人(女児が生まれたが離別)の写真だけは確り見ました。自然讃美の詩を書き73歳で英国の「桂冠詩人」の名誉を受けている。詩には疎く彼の作品は読んでいないのです。作品の背景には彼が愛した風光明媚な湖水地方の自然がある。一遍でも読んでみよう。

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周辺の家は石造り(ウーライトという石灰岩を積み上げた)が多い。雨にぬれた家並みは風情のある鄙びたた村である。雨の中、辺りを少し散策した。ワーズワースが生涯のほとんどを過ごした湖水地方、森の中にある岸辺は静寂に包まれワーズワース家の墓もあった。
湖が点在する湖水地方はせかせかとした旅でなく、此処に滞在して自分の足でゆっくり歩いてみたいところである。

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ハワーズ



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                  ハワーズのメインストリート
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2日目はハワーズを訪ねた。
シェークスピアが生まれたストラドフォード・アバン・エイボンと並ぶ英国文学の聖地である。エミリーブロンテ姉妹が生まれた育った村として知られる。

イングランド北部に位置するハワーズはリバプールから北へ2時間(バス)の所に位置する。メインスストリートは石畳の坂道、村の周りには、「ムーア」と呼ばれる荒野がひろがる。緩やかな丘陵地帯に背の低い植物ヒースが群生する。石畳の坂の村である。

ブロンテ一家が生きた時代はイギリスが繁栄したヴィクトリア朝の時代。華々しい繁栄も届かなかった小さな村ハワーズ、ブロンテ姉妹は文学に目覚め、姉シャーロットは「ジェーン・エア」、エミリーは「嵐が丘」、妹アンは「アグネス・グレイ」を書いている。ブロンテ姉妹の物語の背景にはヨークシャの荒野がある。


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                  バリッシュ教会           
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一家が暮らした家はブロンテ博物館となっている。当時のままの父の寝室や書斎、ブロンテ姉妹の遺品や遺稿も展示されているという。父が牧師をしていたバリッシュ教会は一家が長い時間を過ごしたところで、アンを除いてここに埋葬されている。

パリッシュ教会の裏から広がる荒野は一年中強い風が吹きつける。小径をたどり着くとブロンテの滝とブロンテの橋があると聞いたが、時間のゆとりがなく道しるべの立っている所で引き返した。
辺りは赤紫のヒース(農耕に向かない痩せた土地、泥炭地によく生えるという。秋に花が咲きフェザーは箒、燃料にしていたが段々すたれていった)が茂り、寂寥感漂う荒野が広がる。ブロンテ一家が暮らした中世の頃の面影を残している。
ツアー旅行では時間制約は致し方ないが1時間の散策時間ではブロンテ博物館見学は出来なかった。


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ヒースの群生するムーア(荒野)

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りバプールヘ

3月29日(火)成田空港を出発して12時間30分飛行、同日4時30分(現地時間)ロンドンのヒースロー空港に着陸。このままロンドン市内泊だとすぐ旅装を解き寛げるのだが、宿泊地はリバプールである。サマータイム実施時期に入ったというが曇り空のせいだろうか夕方のように感じる。

リバプールまでバスで約4時間。リバプールにも空港はあるが巨大空港ヒースローから乗り継ぐと手間取り所要時間は変わりない(添乗員)
You can fly anywhere in the world from John lennon airport・・・ 看板も目に留まる。

薄暮の高速をリバプールに向かってひた走る。沿道のあちこちに白い花を付けた低木が見られる。リンゴの一種という。白や黄色のラッパ水仙も道端を彩り美しい。

9時過ぎにホテルに到着。連泊するのでほっとするが乗り物に暮れた初日でした。
ホテルは「クラウンプラザ・ジョンレノン・エアポート」

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あれこれと
成田発のヨーロッパ便は午前中に出発するものが多い。鹿児島から成田空港への直行便がないので成田前泊を要する。普段はスーツケースを事前に成田空港受取りで送っておく。今回は大地震で宅急便の荷動きも乱れている。予定通りに受け取れないかもしれないと思い手持ちすることにした。

いつものことながら海外旅行の着替えの用意には悩まされる。出来るだけ荷物を少なくしたいと思って準備するが上手くいかない。旅先の気温の変化を案ずるあまり余分に詰めてしまう。事前に連絡くれる添乗員の情報も現地に行ってみると外れることも多い。
イギリスはメキシコ暖流の影響で緯度のわりには温暖である。厚手のジャケットやセーターも必要なかった。

往復JALの直行便だったので飛行中の疲れは少なかった。
11年ぶりにヒースロー空港に降り立った。

前回訪れた2000年は「ミレニアム」と呼ばれた。
ミレニアムとは、西暦を1000年単位で区切ったもの。2000年はこれを新千年紀の始まりと見なす考え方とキリスト教の大聖年の祝いとが渾然一体となった祝賀イベントが世界各国で行われ、「ミレニアム」と騒がれた。

またロンドン南東グリニッジ半島に「ミレニアムドーム」が完成して、展覧会「ミレニアム・エクスペリエンス」が開催された。 娘と一緒のフリーステイの旅だったので終日遊覧した。
展覧会終了後一時閉鎖されていたが、現在は大規模娯楽施設The O2となっている。イギリスのランドマークのひとつとして著名となっているという。

日本との時差は9時間、3月の最終日曜日からサマータイムが実施され、時差は8時間になる。ちょうどサマータイムが始まったばかりであった。「サマータイム」懐かしい響きである。日本もかって実施されたことがある。




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マンマ

  • Author:マンマ
  • 好奇心、やじ馬根性旺盛な熟年おばさん?

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