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2009 / 08
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nobotan


暑い暑いの8月であったが、あと数日でお終いである。

この夏は猛暑に加え、忘れかけていた桜島の降灰の当たり年である。連日悩まされた。真夏の燦々と輝く青空は灰空に変わり、鹿児島のシンボル櫻島も霞んで見えないことが多かった。風が灰を運んでくるので町は薄汚れ、三越が閉店して活気のない中心街は余計に沈んだ街と化した。

相変わらず残暑の厳しい日が続いているが、少しずつ変化が起きている。数日前から朝夕の風も心なしか秋の気配を感じるようになっている。

植物も夏の強い日差しで日焼けして元気がなかった。天上にあった太陽も少し日脚が長くなっている。庭の草花も生気を取り戻したのか紫紺のぼたんが色鮮やかに咲いている。

野菜類の価格は秋の端境期を前に高くなる一方である。ジャガイモが高いと驚いたが、安値であった高原野菜のレタスが一気に6割高になったと報じている。主婦はぼやきたくもなる。

ちょっぴりうれしかったことは、昨日ブログのアクセス数が100,000に達しました。ブログを開設して4年余りになる。拙い主婦の戯言を読んでくださりありがたいことです。これを励みにマイペースで続けていこうと思っています。よろしくお願いします。



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今、ジャガイモが品薄で高騰している。台所を預かる主婦泣かせである。

野菜の端境期でもないのに、今年はおかしな現象が起きている。
野菜の端境期は、2~4月の「冬の端境期」と9月ごろの「夏の端境期」と1年に2度あるという。

端境期の前倒しなんて聞いたこともない。野菜高騰の大きな原因は7月の長雨と日照不足低温にある。
特にジャガイモと玉ねぎは品薄になっている。東京都中央卸市場でも、ジャガイモの卸値が平年の2・7倍、タマネギが2・1倍、ダイコンが1・3倍の高騰と報じている。
高原野菜は豊作。レタス、キャベツ白菜は1~3割安値である。

これまでジャガイモは殆んど買わずに済んでいた。長崎に住む妹が夏と秋に送ってくれる。長崎は全国有数のジャガイモの産地でおいしい。今年に限って夏に届かない訳が分った。

わが家は生協の宅配を利用している。缶やぺトボトル入りの水物は重いので宅配はありがたい。生鮮食品や軟弱野菜は目で確かめて店頭で買うようにしている。店頭でジャガイモが高くなっているのは事実である。スーパーマーケットで個売りもしている。ジャガイモ玉ねぎは食卓に欠かせない食材である。

根菜類は重い。ジャガイモが品薄になっていると知って、先週生協で注文した。昨日届いた商品の中に「欠品のお知らせとお詫び」のプリントが入っていた。

「メークイン」青森・北海道産が、産地での天候の影響で収穫量が少なく品質不良も多く発生し、必要量の確保ができず、また他の産地での商品確保も不可能だったため、届けられなくなりました。ご利用の皆様には迷惑を掛けますが、欠品として返金処理します。産地の状況を理解してくださるようお願いします。

予約注文してもジャガイモが届かない。長雨の異常気象が原因とはいえ、需要を賄えないということは・・・・。まさか買い占めているところはないでしょうね。30数年前、オイルショックで店頭からトイレペーパーが消えたことがありました。

野菜の生育には大体2~3か月の時間がかかるという。高校の同期生で4月から都市農業センターで野菜作りを始めている。素人ながら夏野菜づくりを体験している。露地野菜は確かにおいしい。だが、収穫の時期と収量は間々ならないものである。自家用はいっぺんに出来ても食べきれない。農業を生業とする人々のご苦労の一端を実感している。

野菜作りは需要と供給のバランス、それに天候に左右されやすい。保存期間にも限度がある。バランスの取れた生産調整・・・口で言うほど易くない。
当面カレー作りの頻度も控えることになりそうです。


hanaokura


このところ毎朝のように花オクラが咲いている。

花オクラは「トロロアオイ」とも呼ばれる植物の花である。
花は大きいもので直径30センチくらいになるという。
原産地は中国

普通のオクラは柔らかい莢のところを食べるが、花オクラは花を食する。実は硬くマズイ。
一日花である。採り忘れると実に生って食べられない。

花の食べ方は、洗って(花の中に小さな虫がいることがある)水を切り、
細く切って鰹節と醤油をかけるというのが一番簡単。酢の物にもできる。
味はオクラと同じで粘りもある。

私は塩をふって食べている。口に入れるとシャキッとした歯ごたえがあり
、噛んでいくと粘りが出てオクラの味がしてくる。





passyon

8月は広島・長崎へ原爆が投下され、また終戦記念日の月である。
この時期になると毎年のようにメディアで太平洋戦争関連の多くの特集が組まれる。TVなど映像で見る報道は当時の状況やその後の足あとなどが鮮明に映る。

昨晩のハイビジョン特集「渡辺謙アメリカ取材・星条旗の下に生きたヒバクシャたち」は秀逸であった。

番組は俳優・渡辺謙がリポーターとして取材している。
アメリカで生まれ日本で被爆した人の人生記録である。

明治から大正時代にかけて、アメリカに渡った日本人移民は、広島出身者が圧倒的に多かった。その多くが戦前、日本に一時帰国して、原爆の悲劇に遭遇している。しかし移民の子供たちはさまざまな事情から戦後、再び生まれ故郷であるアメリカに戻ることになる。このため、現在、アメリカには“ヒバクシャ”が、およそ1000人いるという。

戦時中、日系移民が強制収容所に入れられたことはよく知られている。だが、戦争前に日本へ帰国して被爆した人がいたことをはじめて知った。

いつ頃のことかはっきり覚えていないが、戦後原爆乙女たちが治療のためアメリカへ行ったニュースが報道されている。

移民でアメリカへ渡った人、アメリカで生まれた人が、戦前、ふるさと広島へ戻って被爆しているとは。日本へ戻ってこなければ被爆することもなかったであろうに・・・

一世たちは働きづめで、永住権や国籍で苦労している。広島へ戻って被爆した人は家族を失い、喪失感、生計を立てられず、再び生まれたアメリカへ戻っていく。

ここでも被爆の後遺症、仕事を転々と苦労の連続である。さまざまな軋轢や狭間の中で暮らしていく。それでも波乱に富んだ人生、生き様は凛としている。移民二世は80歳近い年齢になっている。子供や孫に恵まれやっと穏やかな日が訪れようとしている。




katorea

昨日今日は甑島へ行く予定でいた
折悪しく南の海上に発生した台風8号の影響で中止となった

陸上は晴れている、初めての甑島行きで楽しみにしていたのに
この時期、島中に咲いている鹿の子ゆりを見たいと思っていたのに

今朝、膨らんでいた蕾のカトレアが開いている
大降りの花容、濃い赤紫、ビロード状に魅了される

2年前フラワーフェスタで購入したが、今年も見事に咲きました(夫の丹精)



asyuraten

2010年は奈良・興福寺創建1300年の年にあたる。

2009年、興福寺創建1300年記念「国宝阿修羅展」が、東京国立博物館をはじめ、各地を巡回する。同展は、7月14日から(9月27まで)九州国立博物館で開催中である。

今年の鹿児島市立美術館友の会の研修旅行はこの特別展見学となった。研修旅行は例年11月23日と決まっているが、今年はその時期近県によい企画展がないことから、早めて阿修羅展見学に決まった。早速申し込んだ。

5月に上京したとき、国宝阿修羅展(国立博物館)、ルーブル美術展(西洋美術館)は同時開催されていた。ルーブル美術展へ行ったが1時間待ちであった。日差しの強い外に立ちたくなかった。滞在日数にゆとりがなかったので我慢した。うまくいけば阿修羅展まで見たいと思ったがそれ以上の待ち時間と聞いて諦めて戻っている。

今回住まいから近い九州博物館開催であるから日帰りで行ける。願ってもない機会である。
8月4日 参加者40数名、貸し切りバスで鹿児島中央駅を8時30分に出発した。

車内で資料の説明を聞いた。自己紹介で、貴乃花の若い時に似ている、否、夏目雅子だという人もいる。そんな見方も面白いとワクワクしながら阿修羅像との対面が待たれる。

asyura

見どころは
日本でもっとも有名な仏像の一つである阿修羅像。
「小顔でスリム」なプロポーションを誇る古典美の名作・阿修羅像は現代流行の美少年のイメージと重なり、仏像ファンだけでなく幅広い層を魅了するだろう・・・

阿修羅像(あしゅらぞう)をはじめとする八部衆像(国宝)、十大弟子像(国宝)、の全14体が揃って展示される

 阿修羅像を含む八部衆像と十大弟子像は、興福寺では通常、壁面のガラスケースの中で展示されており、とくに背面などは見ることはできない。本展では展示される9体はガラスケースなしの露出展示を行い、阿修羅像は360度から全容を観覧できる。

出発前、博物館に問い合わせた時は待ち時間20分だったという。到着した時(12時)は待ち時間0分。ラッキー! その後昼食したが、待つことなくスムースに入館できた。

館内は薄暗く人の流れに沿っていくほかない。イヤホンガイドは借りなかった。観覧者もほどほどで説明文も読める。

お目当ての阿修羅像の周りは幾重にも人垣が出来ている。“阿修羅像の左側から立ち止まらないで進んでください”とコールされる。みな全周して見たいからなかなか進まない。人いきれと興奮気味で熱い。一番時間を割きたいところである。時間をかけて一周した。

写真や画像で見るより装束や顔が明るく輝いて見える。甘い肌色の薄衣を纏っているように見える。神々しい。いつまでも立ち止まって見ていたい。明るい色を帯びているのはスポットライトの照明の影響だろうか。左側からは夏目雅子(そっくり)、正面からは貴乃花と感じた。

館内は浴衣姿の女性も見られる。暑い時期であるが仏像鑑賞に和服姿はしっくりとして涼しげに映る。鑑賞時間は1時間30分。時間が許せば常設展も見たかったが、残り20分では余裕がなく残念であった。混雑を覚悟していた阿修羅展であったが、予想に反しじっくり鑑賞できて幸せでした。



haibisukasu


予告編を見て劇場に足を運んでみようと思っていた映画である。いつもは映画グループ3人で行くが1人が腰を痛めて今回は2人であった。

予告編で惹かれた映画ではあったが、筋を知ってストーリー性に興味があったわけではない。映画のロケ地が数回訪れたことのあるイタリアで、撮影地の数シーンが映されると旅した当時のことが思い出された。タイトルにあるアマルフィは南部の景色の美しいところとして知られているが行ったことはない。映像で見たいと思った。
イタリアが主題となっている感じがして全編に流れる音楽も魅せられた。

平日のシアターは観客が少ない。夏休みに入ったせいか子供連れが多くチケット売り場も混雑している。子供のお目当ては「ハリーポッターに違いない。ここ「ミッテ10」は10室のシアターがあるから演目毎に分かれる。アマルフィは6~7分の入りである。

民放のBS放送でアマルフィ 女神の報酬の特番を組んでいた。「アマルフィ 女神の報酬」はフジテレビの開局50周年記念プロジェクトで、フジテレビの映画製作である。

日本映画初となるオールイタリアロケによる美しい映像と音楽、先の読めないストーリー、邦画のスケールを超えたサスペンス映画である。

キャストは
織田裕二、天海祐希、佐藤浩市、佐野史郎、特別出演の福山雅治他。

主題歌は
世界の歌姫サラ・ブライトマンを起用。全世界で1500万枚の売り上げを誇る「タイム・ツ・セイ・グッバイ」が主題歌として映像を後押ししている。彼女自身サラ・ブライトマン本人役として映画出演している。

オールイタリアロケの映画は、ロケ地として
観光地で有名なコロッセオやサンタンジェロ城、スペイン広場などのローマ歴史地区。それとナポリ近郊に位置するガゼルダ宮殿など、タイトルになっているアマルフィ海岸と世界遺産に登録されている場所である。世界遺産の多い観光地での撮影は、混雑とスリの存在にも気遣い制約が多かったことだろう。

スペイン広場の階段、ここはかって「ローマの休日」でオードリー・ヘップバンがジェラードを食べたところである。

アマルフィー海岸はイタリア南部で地中海に面し、切り立った断崖に張り付くように密集した町並みが美しくレモンの産地として有名。ヨーロッパ各地から観光客が訪れる高級リゾート地となり1997年世界遺産に認定された。

音楽は
全世界で最も支持されているソプラノ・ティーヴァ、サラ・ブライトマンの名曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」に決定。イタリアの美しい景色、ドラマティックなメロディーと曲想が相俟って映画を盛り上げている。彼女は音楽の新ジャンル「クラシカル・クロスオーバー」を開拓して女王の座に。今やTV番組やTVCMに度々起用されている。同様の男性歌手にラッセル・ワトソンがいる。

ストーリーは
イタリアでのテロ予告を受け一人の外交官がローマに降り立つ。日本人少女の失踪から始まる。誘拐事件の通訳を担当することになったが、犯人からの電話に出たことで事件にまき込まれていく。身代金の取引場所がテルミニ駅、サンタンジェロ城、スペイン広場など次々と変わっていく。犯人の狙いもわからず捕り物帳を見ている感じがする。ちょっと退屈したが、やがてイタリア全土を覆う大規模連鎖テロへと発展していく。最後のどんでん返し・・・犯人は日本人の元商社マン。

2008年クリスマスシーズンのロケ撮影であるが、映画のシーでは2009年12月の出来事である。そこに日付を設定した映画であるなら、この夏の暑い盛りに封切りせず秋からクリスマスの時期にしてもよかったのではないか(わたしだけ?)

ストーリーより、イタリア世界遺産の映像と主題歌「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」の印象が強く、その残像が目と耳に・・・・




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マンマ

  • Author:マンマ
  • 好奇心、やじ馬根性旺盛な熟年おばさん?

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