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2008 / 02
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suisen

今日は2月29日、今年はうるう年である。
「二月尽」という言葉がある。俳句の季語である。

二月が終わることである。月が終わることを意味する「尽」をつけて「二月尽」「弥生尽」「九月尽」などがある。

短い月が慌しく過ぎゆく感慨と同時に、寒さが緩み、春の訪れを肌で感じ始める頃。春本番に向かうほっとした気分も漂う。

ところが、今年の2月は、南の鹿児島も寒い。日中も火の気を欠かせず、灯油は値上がり暖房費もかさむ。(主婦の本音デス)

いつもの年より、ものの芽吹きも遅い。それでもツバキも綻びかけている。
ぼやきの二月尽です。   疾(はし)るごとく 心はちぢに 二月尽




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最近、昼間はTV視聴の音量を上げている。

お隣の家の建て替え作業が始まった。その騒音に因る。
築30年余り、木造平屋建てである。今度は2世帯住宅でコンクリート造りになるという。

家の解かれる様を見られる、見ておきたい気持ちもあった。
まず家の周りに足場が組まれた。ブルドーザーが来て一気に解体されるかと思ったら、数日そのままにしてある。

窓枠などのサッシの取り外しに1日、瓦降ろしに2日かかった。
翌日春一番が吹いて、一日中突風が吹き荒れ、砂塵が飛んできた。考えてみたら、ここは鹿児島、瓦の下には積年の桜島の降灰が蓄積していたに違いない。
皮肉なこと?に、翌日は雨、1日違いでついていません。お互い様です、悪気はないのです。

早朝から大きな車の音と思ったら、ブルドーザーがやってきた。
8時ごろからガリガリ、ギシギシと崩す音がしていたが、昼には瓦礫の山となっていた。わずか4~5時間で前の原形は跡形もなくなっている。

柱や梁は無惨に引き裂かれている。剥き出しになった材木から、真新しい檜や杉の香りが漂ってくる。まぎれもない木造住宅であると思った。我が家より半年遅れほどに建った家である。

建築当時、木材にこだわって作ったと聞いたような気がする。その建てたお父さんは亡くなり息子さん親子の住まいになっていた。お父さんが、瓦礫と化したこんな姿を見ることがなくてよかったような気もする。

敷地一杯に山高く積まれた廃棄物の搬出が始まった。ごみの搬出も分別があるようで、2~3日かかっている。今朝は産業廃棄物の大型車が来ている。

土台のコンクリート類が片付いて空き地に近くなった。
隣が壊され、片側が急に明るくなった。家の前後は目にするが、普段見ることのなかった左側壁面の全容が出てきた。久しぶりに見ると、建築当時の頃が懐かしく思い出されました。

空き地の多い新興団地に次々に住宅の建築が始まって元気があった。住人も今では高齢化しています。




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ハウステンボス ③

パレスハウステンボスの入り口から見る落葉した木立の道は美しい!

その左手はフォレストパーク。湖、フォレストヴィラが点在しているというが、通り過ぎたらバスがやってくる。ドムトールンのあるバス停まで乗車する。おばあちゃんと2~3歳ぐらいの孫娘らしい関西訛りの楽しそうな会話が聞こえる。今日は月曜日だからか、車内、園内も思ったほどの人混みはない。

ハウステンボスのシンボルタワーの「ドムトールン」。展望台から見るハウステンボスの町並みと大村湾のパノラマは素晴らしい眺めである。マリーナに観光用の帆船が見える。大村湾を周遊するクルーズ船である。今日のような好天の日に乗船できたら・・・時間制約のピックアップ歩きでは遠望するだけデス。

帰路のバスはホテルを2時出発である。昼食まで済ませて戻らねばならない。
ドムトールン周辺はレストラン街である。朝食は和食を取ったので昼は洋風にしようと物色する。

レストラン「プッチーニ」の店名につられて入ることに。もちろんイタリア料理。12時前ではあったが誰も客はいない。ちょっとばかり流行ってなさそうにも思ったが、あちこち動き回っているゆとりはない。リゾットとカツを楽しめるハーフサイズのランチメニューを注文した。

熱々のミネストローネのスープを口にするや、美味しい! 
フランスパンも皮はカリッとして中は軟らかい。オリーブオイルが添えてある。スペインを思い出した。テーブルにいつもオリーブオイルと塩があったことを・・・。

リゾットもカツも熱々で絶品、味良し、適量でした。デザートとコーヒーも美味しくそれでリーズナブル、ご馳走様でした。
店を出る頃は客も多くなっている。後で知ったが、ガイドブックにも載っている店で手打ちパスタは絶品。

近くの「ギヤマンミュージアム」に入った。
外観はオランダ・ゴーダ市に立つ中央広場(オランダ語で“スタッドハウス”)がモデルになっている。

ギヤマンの語源はオランダ語“ディアマント”(ダイアモンドの意)。
17世紀のオランダでは、美しく細工されたガラス製品は、ダイアモンドと同じぐらいの価値があったといわれる。

ヴェネティアやボヘミアを中心に、ヨーロッパのガラスを展示したガラスの美術館である。ヴェネティアングラスは「ムラノ島」のガラス職人に依頼して作ったものも展示されている。
ここの収集品は国内でも屈指のガラス工芸品の博物館である。

色もカットも素晴らしい!光り輝くガラス製品の美しさにため息混じりに凝視しているのです。
室内の照明を暗くして、展示品ひとつひとつにスポットライトを当てる展示法は幻想的な感じがする。

わずか半日の、かけ走りのハウステンボス見物でした。
園内の地図を持って動くが、個々の建物の表示がない。建物の方向指示の標識があるとよいと感じた。
2月は花が少ない。チューリップの咲く頃の花畑を見たかった。

時間も迫ったので、おみやげのチョコレートを買って、出口までバスで戻った。

新西海橋(2年前に完成)、佐賀県の武雄を経由して、わが家に辿り着いたのは夜の9時でした。

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最後に
僅か1泊2日の「長崎ランタンフェスティバルとハウステンボス」の旅は強行軍でした。往復10時間のバス乗車は疲れます。

アクセスの悪い長崎へ行って、ランタンフェスティバルとハウステンボスを愉しめたのです。良しとすべきでしょうか。(ツアー料金15000円弱)

長崎は大陸に近いせいか、中国、韓国からの観光客も多く見られました。   おわり




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ハウステンボス②

ホテルの直ぐ前は運河である。朝食前に出てみた。朝は空気も澄んでいる。ボートやヨットが係留され、水面には分譲別荘の家並みをくっきりと映している。

ハウステンボスとはオランダ語で「森の家」という意味である。
緑の濃い園内には、細部まで再現されたオランダの町並みが続く。アミューズメントやレストラン、ショッピング、ギャラリーでの絵画コレクションの鑑賞などを楽しめる。

9時開園を待つようにしてハウステンボスの入り口へ向かった。
各種ティケットがあるが、パスカードを購入した。これでハウステンボス内のカナルクルーザー、バス、館内施設に入場できる。

先ず船に乗って、運河から風車、ヨーロッパの町並み、白鳥を眺めながらゆっくりとカナルクルーズを楽しむ。約30分でユトレヒト(世界のレストラン街)に着き下船。

ここはランドマークタワーの「ドムトールン」が建っているところである。オランダで最も古くもっとも高いゴシック様式の教会の塔を再現したもので、ハウステンボスのランドマークタワー。

ぜひ見物しなくちゃ・・・ところがオープンは10時から、早すぎたので後で上った。エレベーターで一気に地上105メートルの展望台へ上ればハウステンボスの町並みと大村湾を一望できる。この日は晴天に恵まれ視界もよく見事な景観であった。

先に一番奥まったところにあるパレスハウステンボスへ方向を変えた。マリーナを見ながら大村湾を眺めながら歩いていった。ヨーロッパスタイルの豪華なリゾートホテルも見える。

ハウステンボスの文化的象徴『パレス ハウステンボス』。
17世紀にハーグの森に建てられ、現在はオランダのベアトリクス女王陛下の住まいになっている宮殿の外観を、オランダ王室の特別の許可をもらって再現されている。

宮殿内部は美術館やドーム型の「壁画の間」がある。
日本最大級のドーム型壁画で、高さ19m、最大幅11m、面積825㎡(畳412畳)に相当する。「ベネチアビエンナーレ」賞にも輝いた、オランダの画家「ロブ・スフォルテ」と40名のアーティストで4年の歳月をかけて完成した。

タイトルは「反戦と平和」、スケールの大きい壁画に圧倒されそうである。床は、色ガラス大理石のモザイク画で埋め込まれ、大航海時代に使われた羅針盤を表している。

作者のスフォルテはオランダへ一時帰国した時、テロにより両足を失う。車椅子に乗りながら壁画を完成させた。まさに戦争と平和をへの思いが描かれており象徴的である。

前庭にバロック式庭園があるが、花はなく緑一色であった。  つづく




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ハウステンボス ①

昨夜はハウステンボス入り口に位置する全日空ホテルに泊まった。
今日のスケジュールはハウステンボスを見物して鹿児島へ夜に帰り着く。

今までハウステンボスに是非とも行ってみたいと思ったことはなかった。九州に住んでいて初めて訪ねる。今回、ツアーのコースに組まれていた。見物する時間は半日あるが、ご自由にど~ぞのフリープランになっている。ぐずぐずしている間はない。

事前に下調べもしてこなかった。フロントでハウステンボス・ガイドを貰っておいた。寝る前に地図を見ながら、おおよその見るべきところ、コース順などをチェックする。

ハウステンボスは美しい運河と緑に囲まれた街に中世ヨーロッパの街並を再現した滞在型リゾートである。

約20年前、荒れた土地(工業用団地に造成されたが、工業誘致は成功せず)に、森を再生することから始まった。樹木を植え、運河をつくり海水を引き込む。資源を大切に使いながらの滞在型リゾートにと、創業当時からリサイクルやリユース(再利用)に努め、自然と人間が共生する都市づくりをしている。

かって太平洋戦争後、佐世保引揚援護局が置かれた跡地であるという。「引揚げ援護局」・・・子供の頃、よくラジオから聞き慣れていましたっけ。もう死語のような懐かしい響きです。

今は花の咲く時期ではないので、花は期待できないが、運河クルーズと「パレスハウステンボス(オランダの宮殿の外観を再現してある)」は必見であろう。  つづく




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ランタンフェスティバル ③

人の流れで間違って湊公園から唐人屋敷通りへ進んでいたのである。この周辺一帯はかって唐人屋敷が建ち並んでいたところである。道幅も狭く道なりに中華料理店、お堂、福建会館など往時の面影を残している。

雨の心配はなくなったが、不慣れな土地、道である。表が暗くならないうちに急いで回りたい。
鹿児島より寒い。歩いて体は温もるが指先は冷たい。

中華門近くまで下ったら大きな通り、「銀座観光通り、ベルナート観光通り」へ出た。
アーケード街はもう光の道である。カラフルなランタンが吊るされ、アニメや神様(福禄寿)などの大型オブジェで埋め尽くされ不夜城のように明るい。

ランタンが途切れたところで左折したら、右手に眼鏡橋が見える。
川にも一面黄色いランタンが吊るされ壮観である。眼鏡橋とランタンの影が川面に映り美しい。

ランタンの会場ではそれぞれイベントも行われている。ここから中央公園会場が近い。
二胡演奏(30分)を聴きたい。野外ステージでは、チャイナマジックショーが終わるところであった。日も暮れ手足は深々と冷える。

二胡奏者は数日前TV出演していた人である。二胡は座って演奏する楽器と思っていたが、彼女は立って動きながら独自の演奏スタイルである。長崎在住8年、ジャズからホップスまで幅広いジャンルを奏する。その音色はヴァイオリンにも似ている。優しい弦の音色に癒される。

夜市も見たかったが、タクシーでレストラン「四海楼」へ直行。
ここの「皿うどん」はお気に入りである。混んでいたが、長崎の夜景を眺めながら食べることが出来てご満悦。

この夜の泊まりはハウステンボス、10時過ぎに到着した。
早朝7時30分に鹿児島中央駅を出発して・・・おつかれさまデシタ。    
つづく



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ランタンフェスティバル ②  

長崎の冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」、
赤いランタン(中国提灯)と中国色豊かなオブジェが、異国情緒豊かに 長崎の街を彩り、その迫力は見る人々を魅了する。

このお祭りは、長崎在住の華僑の人々が、中国の旧正月(春節)を祝うための行事として始めたものであるという。もともと「春節祭」として長崎新地中華街を中心に行なわれていたが、15年前から5会場に拡大し、長崎全体のお祭りとして、冬を彩る一大風物詩となっている。

バスは3時過ぎに長崎市に着いた。滞在時間は限られている。というのは今夜の泊まりはハウステンボスである。ランタンフェスティバルを見物後戻らなければならない。さぁ~、目一杯さるいてランタンフェスティバルを楽しみたい。

フェスティバル会場を図示したパンフレットを片手に、駐車場からメイン会場の湊公園まで歩いた。左手に長崎湾を眺めながら、グラバー園、大浦天主堂、オランダ坂、旧英国領事館を遠く見遣るだけであった。

長崎は何度か訪ねて市内観光もしているが、それでも見たい気持ちは抑えて・・・今回の目的はランタン祭りである。10分あまりで長崎新地(中華街)へ着いた。

新地は、江戸中期、中国船専用の倉庫を建てるために海を埋め立てて造られた。鎖国当時、唐人屋敷に住んでいた中国人が、ここ新地に移り住み中華街となった。中華門が建ち、中華料理店が軒を連ねるチャイナタウンである。新地横の湊公園がランタンフェスティバルの会場である。

公園には、今年の干支「ネズミ」がメインオブジェに置かれている。人出が多く容易に進めない。見上げる様な8メートルの高さでカメラに収まらない。中国ではネズミは神の使者として大変縁起がよいとされている。「西遊記」や大型オブジェが所狭しと飾れている。

野外の舞台では『媽祖行列』の実演中である。
『媽祖行列』は、長崎に入港した唐船の乗組員たちが、江戸時代に実際に行っていた行列。航海安全の神とされる媽祖を唐人屋敷の天后堂や興福寺の媽祖堂に安置するまでの行列を再現している。準備が出来て行列は出発した。

5会場も回るゆとりはない。ここから浜町を通って眼鏡橋まで行こうと歩き始めた。

道幅が狭く上り坂になっている。すれ違いもままならぬ人出の中を歩いていると、片側に白いロープが張られて歩行規制している。何事かと思ったら、先ほど出発した『媽祖行列』が唐人屋敷へ向かっているところであった。

ランタンの数も少なく眼鏡橋に向かっているような気がしない。地図を見たら曲がり角を間違えている。中華門近くまで引き返して、交通整理(ボランティア?)の人に聞いて眼鏡橋を目指した。   つづく



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ランタンフェスティバル ①  
    

            【期 日】 2月17日(日)~18日(月)

映像で見る「長崎ランタンフェスティバル」は、灯りの点る情景に異国情緒があり一度は見てみたいと思っていた。同じ九州のエリアにありながら鹿児島からのアクセスは不便である。祭りの期間も限られている。バスツアーが企画されていることを知り、急に思い立って友人と旅立つことになった。

旅に出ようと思ったら目的にあった、ツアーを探すか個人手配するかである。

偶然見つけたバスツアーで行く気になったランタンフェスティバル。ランタンフェスティバル、ハウステンボス内の歩き方は各自にまかされている。食事は朝食1回だけ付いているという割合自由なプランである。

ねらいはランタンフェスティバルでであったが、ハウステンボスにも行けるとあって「シメタ!」の軽い乗りである。下調べの間もなく小さなガイドブック1冊持ってバスに乗った。

気懸かりは天気である。長崎市内は気温9度、降雨率50%とあって傘を持参した。
長崎までは5時間あまりのバス乗車である。曇り空の中、鹿児島中央駅7時30分発のバスは、九州自動車道を北上して行く。山間部を走る高速である。車窓からはトンネルと冬枯れの景色がつづく。

福岡県に差し掛かった頃、フロントガラスにチラチラと小雪がちらつきはじめた。最悪の天気になりそうな予感がする。昼食は佐賀県の小城(おぎ)近くでオプションのバイキング料理を摂る。

団体旅行で昼のバイキング料理は忙しないと思ったが、限られた時間では仕方ない。地場産の食材や料理があるかと思いきや、とんとなく・・・やはり一品料理でもしっかり食べられるほうがよかった。

長崎県に入った頃から少し空も明るくなり陽も差してきた。どうやら雨は避けられるかもしれない。ランタンフェスティバルを楽しめそうである。

バスは大村湾沿いに走り3時過ぎに長崎市内に着いた。長崎の風は冷たく寒い。   つづく
                                            





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長崎のランタンフェスティバルは、長崎在住の華僑の人々が、中国の旧正月(春節)を祝うための行事として始めたものである。

今年は2月7日(木)から21日(木)の15日間にわたり開催されている。
17日(日)に見物してきました。

新地中華街やアーケード中心部に、ランタンやオブジェが所狭しと飾られ見事でした。

詳しくはのちほど・・・




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昨日の夕刊で知った吉野公園の「カワヅザクラ」、青空が覗いたので早速出かけた。

2月に観桜はちょっと早過ぎでしょうか。

風は冷たい。襟足を立てて足早に歩くと温もってきた。

カワヅザクラが見事に咲いています。メジロは「チー、チー」と地鳴きで鳴き交わし、乱舞?している。

水仙、梅も満開で辺りに香気が漂っている。ここは春です!!






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                  ~フラワーフェスタで~


寒い日が続いている。暦の上では立春は過ぎたが、体感温度は真冬である。

夕刊に吉野公園でカワヅザクラが満開となり、一足早い春の訪れを告げていると載っている。

カワヅザクラはカンヒザクラとオオシマザクラの交雑種。

本州一の早咲きで約1ヶ月咲くのが特徴という。

天気がよければ明日あたり行ってみたい。




TVを見て中国に「ヌシュ」という女文字のあることを知った。

女文字と聞いて、優雅で優しい女性らしい文字があるのだろうか、さすが歴史の古い中国だわと思ったのだが・・・

ところが話が進んでいくと
歴史に翻弄された女たちの思いが刻まれている、女たちの悲痛な叫びを表す手段の文字であった。

「ヌシュ」は女性だけが使う文字で、湖南省の一部の地域だけに存在する。
湖南省の南部の村であった、村人の姓はみな同じである。同じ苗字の者同士の結婚は許されない。
女性の結婚は労働力、子供を産むことが目的である。それは村を出ることである。肉親との別れであり今生の別れである。

嫁ぎ先で辛い日々を過ごす。泣くこともできない。
泣けなかった代わりにヌシュを書いた。500~600の文字があり、組み合わせて文を作る。

今はヌシュも解読できる人も殆んどいない。文化大革命で使用禁止、処分されたからである。画面に、大切に保存してあった100年ぐらい前のヌシュが映った。古い布表紙を開くとよれよれの紙に女文字のヌシュが書いてある。象形文字に似ている。

――子を産んで半月でなぐられ、食事は唐辛子のスープだけ
常になぐられ罵(ののし)られ、体は痩せ細り、私を地獄の入り口へ送ろうとしている――

まるで奴隷のような生活である。ヌシュには悲しいことが書かれ、人には見せないものであった。死ぬ前に燃やす人もあった。

中国には漢字がある。漢字は男書といわれ、女性は1949年、中国共産党によって建国されるまで使えなかった。女性の思いを綴るために女文字のヌシュがうまれたのであろう。

ヌシュは中国南部の一部のみに存在する。しかも農村に存在するということは、いかに農村の労働が厳しく、嫁が虐げられていたかということに外ならない。

初めて知るヌシュ、女性が虐げられた時代に唯一の哀しい慰めであったのだろう。驚きと遣り切れないおもいで番組を見た。

残念なことは、文化大革命によってヌシュが廃棄され、殆んど残っていない。解読できる人も殆んどいないことである。




この連休に東京から二女が帰省した。
久しぶり一緒に映画見に出かけた。

映画は、娘お薦めの 「テラビシアにかける橋」 。
子供の物語で泣ける内容らしいが、詳しいストーリ-は知らないまま入館した。

原作は、子どもの本のノーベル賞といわれる国際アンデルセン賞を受賞した、アメリカの 「キャサリン・パターソン」による、同名小説。

彼女の息子が幼い頃に体験した実話を基に書いた作品で、世界26カ国で翻訳され、「親が子供に必ず読ませたい本」として世界中で愛読されている。

映画は、その児童文学の名作「テラビシアにかける橋」に基づくファンタジー映画である。
物語は、田舎町で貧しい家庭に育った少年ジェスの生活は窮屈で、唯一つの慰めは絵を描くことであった。そこへ風変わりな女の子レスリーが転入してきて灰色の毎日は一変する。

2人は森の中に空想の王国「テラビシア」を創り出し、かけがえのない友情を育んでいく。
ところが突然レスリーが死ぬ。最後は悲しい出来事を乗り越えていく。

心の瞳が私たちに見せてくれるものがる。一番大切なのは豊かな想像力なのだということに気づかせてくれる。

ファンタジー映画であるが、大人になって失くしたものを思い出させてくれる心洗われる作品であった。子供のころの純粋な気持ちに戻れた時間であった。

テラビシア王国のファンタジー映像を見ていると、映画「ロード・オブ・ザ・リング」に似通ったところがある。あとで同じデジタル社と知って納得がいった。





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昼下がり、ジャスミン茶を飲みながら日当たりのよい居間でTVの音楽を聴いていた。

メジロの「チー、チー」と鳴く声が、いつもより大きく近くに聞こえる。

枝から枝へ大きく飛び交い、満開の梅の花に群がり花の蜜や、みかんの果汁を吸っている。

かわいい動きをガラス戸越しに眺めていると時間も忘れてしまいそう・・・

今日のさえずりはひと際大きく感じた。

「地鳴き」ではなかったかな?

よく知らないが、さえずり以外の泣き声で警戒や威嚇の際の泣き声だという。




先週末に食器洗浄機が稼動しなくなった。

営業休日のウイークエンド、厄介な時にご機嫌ななめになってくれるとぼやきたくもなる。ガスサービスセンターへ連絡したら直ぐ来てくれた。

電源は入るが、けたたましい騒音を発する。サービス員も同機種を使っているが、これは異常音、メーカーのメンテナンスに点検してもらいましょうと・・・

ポンプの故障と分かったが、3~4日待ちになりそう・・・日曜を挟んでは仕様がない。今朝、部品が届いたと電話があって今日のうちにポンプの取替えが済んだ。音も軽くなって調子よく動き始めた。

修理代を聞くと、
「いいです」
「保障期間は過ぎていますが、今回まではいいです」
「これで使ってみてください」
思いがけない言葉が返ってきて驚くやら、申し訳ないやら・・・帰りに焼酎の小ビンを差し出した。

すでに2年以上も使っている食器洗浄機です。これって得したことになるのでしょうか?
今年は付いているのかもしれません。お正月に宿泊したホテルで夕食のプレゼント、今回で2度目、3度目もあるでしょうか・・・(ナィナィ)




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久しぶりの晴天は昨日の1日だけで、今日も冷たい雨が降っている。

ニュースで知ったフラワーフェスタを見に出かけた。3日間という短い開催日、見損なったら勿体ない。

会場の国際交流センターには、老若男女大勢の人が訪れている。

ガーデニングブームもあって花を愛で育てる人も多い。

県のフラワーパークかごしま、業者、フラワーアレンジメントで見事に飾り付けされ、展示してある。

「カトレア」の花の大きさ、色、品種の多いことに驚き、その美しさに魅了されました。




今日から2月、南の鹿児島も年間通して最も寒い月である。

ニュースも寒い話題で気が滅入ってしまう。

中国産の冷凍ぎょうざを食べて中毒症状発生と報じられた。
有機系リン剤、高い濃度の殺虫剤「メタミドホス」が検出されたという。

ぎょうざは家庭の食卓にも上るポピュラーなメニューである。毒入りぎょうざのニュースは家庭の主婦にとって無関心ではおれない。

当初、JTの輸入品を食してと聞いた時は、あまり関わりないなと思った。間もなくコープ(生協)輸入品からも出たと聞いては落ち着いておれなくなった。

というのは、3ヶ月前に生協の戸別配達に加入している。たまに加工食品を発注する時もある。冷凍ぎょうざは嗜好に合わないので、どのメーカーからもこれまで買ったことはない。

日中両国で原因究明中であるが、中国は北京オリンピックも近いというのに大変である。

食品は巷にあふれている。選択して食する消費者も賢明でなければならない。食品の安全性が問われる時こそ、情報に惑わされることなく、己の選択眼を持ちたいものである。



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マンマ

  • Author:マンマ
  • 好奇心、やじ馬根性旺盛な熟年おばさん?

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