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2007 / 10
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三大テノールと言えば
「ルティアーノ・パバロッティ」、「プラシド・ドミンゴ」、「ホセ・カレーラス」である。

その中の1人パバロッティが9月に亡くなったばかりである。彼は存在感のある偉大なテノール歌手であった。間違いなく歴史に残る大歌手になるだろう。

クラシック音楽やオペラに関心がない人にも「三大テノール」は知られている。彼らが高齢になってきたこともあって、以前からポスト三大テノールについては話題にされている。

彼らはソロ演奏家としても活躍している。・・・が、3人揃って舞台に立つようになったことで、大衆にクラシック音楽、オペラが知られ、関心を寄せる人が増えたことはまぎれもない事実である。その功績は大きい。

ポスト三大テノールの一人と言われる中に「ロベルト・アラーニャ」、「ホセ・クーラー」の名前があがっているが、一気に若返って彼らは40歳代である。パバロッティの後継者とも言われる
「ヴィンチェンツォ・ラ・スコラ」もいる。

昨夜、正確にはミッドナイトのことである。入浴後もう休もうと思ってTV画面を見たら「ジュゼッペ・サッバティーニ」「人知れぬ涙」の字幕が出た。彼の名前は知っているが画面に映る姿は初見である。曲を聴こうと座った。

すると、「ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ」、「ニール・シコフ」と交互に入れ替わってオペラのアリアを歌う。プログラムが知りたくて新聞を見るが詳細はない。ワクワクして眠気も吹っ飛んでしまった。夜更かしコンサートを聴くこととなった。

タイトルが出た。
「グレート3テナーズ・ガラ・コンサート」
2006年10月・サントリーホールでの録画である。
ネットで、サントリーホール開館20周年祝祭コンサートと知る。
指揮:ニコラ・ルイゾッティ
出演:ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ、ジュゼッペ・サッバティーニ、ニール・シコフ

2部構成のプログラムで
第1部はオペラからアリアの饗宴。
第2部は名曲の数々とナポリの調べとして、ミュージカル、オペレッタなどを中心に披露した。ナポリ民謡メドレーもあった。

楽しいメニューもあった。
サッバティーニがコントラバスを演奏したかと思うと、指揮者からタクトをもらって振りはじめた。すると指揮者が「フィガロの結婚」の「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」を歌う。これが上手い。
ラ・スコーラもフルート演奏?を少し、こちらはご愛嬌でしょうか。

サッバティーニがコントラバス演奏が上手いのには訳があった。彼は声楽とコントラバスを学び、オペラ歌手に専念する前にコントラバス奏者としても活躍していたのである。
三者三様サービス精神があり芸達者ぶりも一流、聴衆を楽しませてくれる。

「グレート3テナーズ」の名称をはじめて知った。
豊かな表現で知性派のサッバティーニ、伸びやかな明るい歌声のスコーラ、声量と優れた歌唱力のシコフとそれぞれの個性が際立って会場は沸いている。3人の中でシコフについてはよく知らなかった。イタリアオペラが好きと偏りがあるのです。

グレート3テナーズを知ってポスト三大テノールも気になるところだが、無理して3人に限定することもないのではと思う。
会場で生の歌声を聴きたかった。地の利の悪さを痛感します。




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マンマ

  • Author:マンマ
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