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高山~上高地

上高地

少しでも上高地での滞在時間を長く取りたいと、朝市に長居は出来なかった。
旅先で市場やスーパーマーケットを眺めることは楽しい。
台所を預かる主婦にとって興味惹かれる場所である。旅の楽しみの1つでもある

珍しいものに出合ったり、土地の訛りまじりの会話が聞こえて、見逃したくないと思う。
普段と違う所に立っていると実感する時でもある。

高山を出発して上高地までは、奥飛騨の入り口「平湯」でトイレタイムを取っただけである。

車中でガイドに聞いた、飛騨方言のさわりを少し

 あれあんな まみやった・・・元気だった
 そしゃ あばえ・・・それでは さようなら
 どんびき・・・かえる
 へんぺ・・・へび
 へくさむし・・・かめむし
 かになー・・・かんにんなー、ごめんなー

妻籠出身というガイドさんは素朴で好感が持てる。
声も良く通り、客を飽きさせない話術を心得ている。
俳句の吟行ツアーで、私にも作句しなさいといわれて困った。
とっさに「山だらけ 山だらけああ 山だらけ」と詠んだら、季語がないといわれた。

昨日の上高地情報では人出が多かったらしい。
河童橋まで行くには車の渋滞で1時間30分待ちだったという。

自然保護のため、上高地はマイカー規制されている。
平湯温泉(ひらゆおんせん)か沢渡(さわんど)で、バスかタクシーに乗る事になる。
低公害車のバスも走っている。

今日は、祝日と日曜が重なっている。同様な状況が予想される。
その間バスの中でじっと待っているより、天気もよい、遊歩道を歩いて行くコースを提案された。

大正池から河童橋までは、徒歩で約1時間で到着するという。
殆んどの人が賛同した。穂高の山が見える方角へ歩いて行ってください。
バスは河童橋の駐車場で待っています。

遊歩道
    遊 歩 道

調達してもらった飛騨牛寿司の昼食を持って歩き始めた。
ピクニック気分である。

大正池から
 大正池から穂高を望む

すぐ眼前に大正池が開けてきた。
写真で見るだけであった大正池! まさに、同じ姿、実像が目の前にある。
エメラルドグリーンの水色、噴火に伴って湧出した鉱物成分の影響でこの色が出るようだ。
鏡のように美しい大正池は透明度もよい。岸辺に鴨が上がってくる。人を恐れる気配もない。
絶好の撮影ポイントである。カメラに収める人が群れて、いい位置が狙えない。

大正池2
     大 正 池
大正池

大正池は、大正4年(1915)、焼岳の大噴火によって梓川がせき止められて出来た池。
現在でも流れ込む土砂によって徐々に面積が縮小しているという。

初めのうちはバスの連れから、あまり離れないように歩こうと思っていた。
ところが、遊歩道は、人の切れ間がない。
分岐点でどちら?と思っても道が迂回しているだけである。次の分岐点で合流する。

水面

杖を突いた人も遅れることなく歩いている。平坦な遊歩道であるとはいえ1時間も歩き続けることは容易なことではない。その意欲と行動力に敬服する

水面

ほぼ、遊歩道に沿うように清流梓川が流れている。北アルプスの南部・穂高連峰のふもとを流れる梓川は、エメラルドグリーン、鮮やかな翡翠色のようなところもある。透明度がよく川底まで見える。晴天に恵まれ汗ばむ。川のせせらぎを聞きながらの森林浴は爽快である。
下界と隔絶した天上の秘境・上高地は、訪れる人の心を癒し魅了する。

穂高連峰

上高地(かみこうち)は、北アルプス南部に聳える槍ヶ岳(やりがたけ)を水源として流れ下ってきた清流梓川(あずさがわ)が穂高連峰と霞沢岳に挟まれる付近に開けた平坦な谷間で自然の宝庫として人気がある。特に、大正池や、河童橋(かっぱばし)から見上げる上流の景色は、日本の国立公園を代表する景観であるといわれる。

穂高と梓川
     清流梓川

 田代橋からの遊歩道は梓川の左右にルートが分かれる。
右岸を行くと日本アルプスの名付け親であるイギリス人宣教師ウェストンの碑がある。
彼は日本アルプスをこよなく愛し、近代アルピニズムをもたらした人物である。
日本近代登山の父ともいわれる。
一方、左岸を行くとカラマツ林に沿って遊歩道が伸び、穂高連峰の眺めも良い。
碑を見たくて、右側のルートをとった。

紅葉はまだ見られない。
白樺が多い。3年前イルクーツクで見た群生を想い出す。
歩き進んで行くうちに、穂高の山々がズームアップして迫ってくる。
1時間ほど歩いて、河童橋まで1キロのあたりで腰をおろした。

ススキ

穂高連峰全容が見える場所は少ない。
このあたりが一番左右見えるポイントと表示してある。清水屋ホテル近くである。
汗ばんだ体に川風が心地よい。ススキの穂が揺れる川べりで、梓川の清流を眺めながら飛騨牛寿司を広げた。

牛肉の寿司?どんな味?
寿司飯の上に錦糸卵、その上に薄切りの牛肉が被せてある。
寿司飯の酢が効いておいしい!
寿司と牛肉の取り合わせ、意外に相性がいいのです。

河童橋
    河 童 橋

河童橋が視界の中に入ってきた。
上高地のシンボルともいうべき吊り橋で、梓川の清流に架かっている。
橋の袂の浅瀬に鴨が泳いでいる。子どもが寄っていくが逃げようともしない。人を警戒する気配もみせない。

鴨
    鴨と遊ぶ

穂高連峰
    穂高連峰と梓川

橋の上は人が群れて写真撮影しにくい。渡りきったところに絶好の撮影ポイントがあった。
天気がよいので穂高連峰の勇姿がはっきり、くっきりと望める。
穂高連峰と梓川が一体となった景観は筆舌に尽くしがたい。

紅葉
  少し紅葉して

河童橋から70分の明神池までは平坦な道という。時間が許せば行ってみたかった。 つづく


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ローズジャイアント
  ローズジャイアント

9月22日、旅先の妻籠宿(岐阜県)の軒先で見かけました。
きれいな赤色に魅せられてデジカメに収めた。
「ローズジャイアント」の名札が下がっていた。

もっと詳しく知りたくて、「植物園へようこそ!」で探しても見つからない。
ネットで検索してみた。
なんと同じく妻籠で撮影した人の写真が出てきました。
H15年だが、わたしと同じ場所に違いない!!

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下呂温泉~高山

下呂温泉は、飛騨川を挟んで、両岸の川沿いに温泉街が集まっている。

宿泊した水明館はJR高山本線の下呂駅近くである。

朝食前に宿近くを散歩した。ちょっぴり冷やりした朝風が心地よい。
下呂大橋を渡るとせせらぎの小径と称する散策路が続いている。
傾斜のあるせせらぎの流れは、白く音をたてて飛騨川へ注ぐ。

チャップリンの像があったが、この地とどんな関わりがあるのだろう? 
野口雨情歌碑は見損なった。
 
橋を引き返して下呂駅近くまで来た。
高山方向に走る列車が通過するところであった。
春は飛騨川沿いの桜がきれいな所でもあるらしい。

時間があったら、下呂温泉合掌村にも行ってみたかった。
此処には、旧大戸家をはじめ、白川郷から移築した10棟の合掌造りの民家や民族資料館などがある。

旧大戸家住宅(国指定重要有形民俗文化財)
切妻合掌造り茅葺屋根、間口21m、奥行12.3m、高さ13m、合掌造りでは最大級、1830~40年代に建築された

田園
     田園風景

今日のスケジュールもタイトである。
ホテルを8時に出発した。分宿している他のホテルで客をpick upして高山へ向かった。
車窓から見る街路樹の百日紅は色鮮やかに映る。

高山は平成17年2月、1市9町村の合併により日本一大きな市となった。人口9万人。
江戸時代の町人文化が息づく町は、碁盤の目のように道路が整備され、飛騨の小京都とも呼ばれている。
町家造りの商家や民家が立ち並ぶさんまち、古い町並みは江戸時代の面影を今に伝えている。

朝市2
      宮川朝市

早朝に賑わう朝市は、陣屋前宮川の2箇所ある。
江戸時代から米市、桑市、花市などの市として発達し、農家の奥さんたちによって野菜がならべられるようになった。新鮮な野菜果物、四季折々の花、手作りの味噌や餅、漬け物類が並ぶ。
もんぺ姿のおばさんたちの素朴なやりとり、純粋な飛騨弁を聞くことが出来る。

朝市
      宮川朝市

胡椒
うまい胡椒の乾かし方ですね

「壁掛けや料理にいかがですか」と書いてある。
お正月時期に見る「焼き海老」も、こんなスタイルで下げてありますねぇー。

宮川朝市を見てまわった。
通りの入ると、飛騨牛の串焼き、しんこ団子、手焼きせんべいを焼く香ばしい臭いが漂ってくる。

宮川沿い350mにわたり、40点の露店が並ぶ。
観光客ばかりか地元飲食店の人も此処で食材を調達するという。
「さるぼぼ」などの民芸品も多い。

酒
     地元銘柄の酒

店頭で試飲できるが、飲めない夫婦は味より銘柄に興味あり。

この時期に枝付きの枝豆がある!
夫の好物である。明日はわが家着と思い、2把で300円購入。
その他に、手づくりの大根ときゅうりの漬け物も。

今日のハイライトはこれからいく「上高地」である。
天気の変わりやすい所で、念のため傘を持参する。
今日は上天気のようである。ワクワクしている。     つづく


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鹿児島~名古屋・妻籠~下呂温泉


鹿児島8時発の便で中部国際空港へ。
9時10分、定刻より5分早く到着した。

到着ロビーが遠い。なかなか到着口の文字が見えてこない。
どこの空港でも鹿児島発着のゲートは端に在ることが多い。
大きな空港で初めてのところは距離感がつかめない。
ひたすら下を見ながら、歩くエスカレーターを突き進んでいった。

10時35分、バスは各地からの乗客43人を乗せて、昼食会場のウエスティンナゴヤキャッスルへ向かった。九州各地からの人ばかりかと思っていたら、北海道、仙台からの参加者もいた。

ガイドの説明
航空会社企画のツアーは少人数のことが多く、こんなに大勢の参加者は初めてという。
バスはほぼ満席状態である。座席は不公平にならないようにしたい。日替わり指定席になることをご了承ください。
10人足らずのこともあるが、コースに上高地が組まれてから人気コースになっている。
今日は前から2列目の席であった。

名古屋城

ウエスティンナゴヤキャッスルへ着いた。
昼食会場の11Fレストランから目の前に名古屋城が見える。
ナゴヤを象徴する名古屋城は一目瞭然。

緑の屋根と金の鯱、周りの堀と森の緑が調和して美しい!
お洒落なコース料理を食べながら素晴らしい眺望である。

妻 籠

昼食後、今日の見所、歴史の面影を残す宿場町「妻籠」へ。
土岐・恵那を経て、中央自動車道を中津川で降りた。
以前、力士に恵那桜という四股名の人がいたが、ここの出身だったのでは?

高層ビルは遠ざかり、視界に黄金色の稲穂の田園風景が広がってくる。
稲刈り風景も見られる。稲の丈が短いように感じる。

妻籠は長野県であったが、平成の大合併で岐阜県中津川市に編入された。
重要伝統的建造物群保存地区となっている。

妻籠宿


江戸と京を結ぶ中山道は、山深い木曽路を通ることから木曽街道とも呼ばれていた。中山道六十九次のうち江戸から42番目となる妻籠宿は、中山道と伊那道が交叉する交通の要衡としてにぎわっていた。

明治になって鉄道や道路が新たにつくられ、宿場としての機能を失い、妻籠宿は衰退していった。昭和になって経済成長の中、江戸時代の宿場の姿を色濃く残している町並みが見直され、保存運動がはじまった。

妻籠宿2


妻籠の人は町並みを守るために家や土地を「売らない・・貸さない・・壊さない」という3原則をつくり、ここで生活しながら、江戸時代の町並みという貴重な財産を後世に伝えている。

妻籠宿本陣
島崎藤村の母の生家で、明治になるまで本陣、庄屋を兼ねて勤めていた。現在は南木曽町博物館になっている。

脇本陣奥谷
代々脇本陣、問屋を勤めていた家で、島崎藤村の初恋の「ふゆ」さんの嫁ぎ先でもある。
平成13年、国の重要文化財に指定された。

町並みは徒歩圏内に在る。ゆっくり散策できる。江戸時代をそのまま取り残されたような家々が軒を連ねている。旅籠、味わい処、お土産やが並ぶ。
木曽路はすべて山の中というが、あたりは物音も聞こえず、江戸時代へタイムスリップしたような空間が存在する。

木材の豊富なところで木工製品が多い。栗の産地で栗きんとんなど栗製品のお菓子が並んでいる。歩くと汗ばむ。栗ソフトクリームと冷たいほうじ茶で小休止。

脇本陣奥谷と歴史資料館は、中に入って見学した。
藤村70歳時の直筆の額、初恋の「ふゆ」さんへ送った風炉などが展示してあった。

風炉


妻籠郵便局をのぞいた。
資料館も兼ねており、明治4年の郵便箱(黒い木製)から、見慣れた赤いポスト(角&丸型)まで展示してある。
妻籠の町並みを版画プリントした官製はがきが売られている。これに書いてここで投函すると妻籠の消印で届く。書く暇はなかったので町並みはがきを数枚購入した。

戻ってから、局内を撮影した写真で気付いた。「長野県木曽郡妻籠郵便局」と縦書きしてある窓口の木札が写っている。局の表には「妻籠郵便局」とだけ横書きしてある。

ガイドの説明では、妻籠は岐阜県中津川市になったと聞いたが?
地元の人には違和感はないのかもしれない。余計なことに気付いたのでしょうか?

今夜の泊まりは下呂温泉である。
途中、「花街道」の表示があったが、街路樹に「百日紅」の木が多く植樹されている。色とりどりの百日紅が左右の視界に流れていく。車窓からはなかなかカメラに収めることが出来ない。土地によって街路樹の種類は違うが、岐阜県は百日紅が顕著である。

下呂温泉草津温泉、有馬温泉と並ぶ日本三名泉
無色透明でやわらかな湯は、肌がスベスベになる。スベスベ膜で被われ温まった。
心地よい疲労感でぐっすり眠った。    つづく

下呂温泉



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上空

この夏の猛暑には、ほとほと疲れ果ててしまった。

少し暑さが遠のいたら、温泉に浸かってゆっくり過ごしたいという漠然としたおもいがあった。特定の行きたい場所を決めていたわけではない。

お盆過ぎに1通のメールが届いた。
航空会社からツアー旅行へのお誘い案内である。

「絶景の上高地・深緑の白川郷を巡る3日」
《 江戸時代さながらの街並みの妻籠から日本3名泉とうたわれる下呂温泉へ。
さらに城下町の面影を残す高山、雄大な上高地を巡り、世界遺産の合掌造りで知られる日本情緒と自然の美しさを満喫できるプランです。 》

行ったことのない土地で、一度は訪ねてみたい所ばかり!

開港以来降り立ったことのない「中部名古屋空港」利用であることも注目した。

夏の疲労回復にもってこいの温泉、それも有名な下呂温泉も含まれている。

夫も行ける設定日(9月下旬の連休)がある。

九州各地から名古屋空港に参集して上高地・白川郷へのバスツアーである。
ちょっと盛りだくさんの気もしたが、ぐずぐずしていると時期を失すると思い、ネットですべての手続きと申し込みを済ませた。飛行機の座席指定も出来た。

1週間前に送られてきたスケジュール表にも、観光地についての詳細はない。何一つ問い合わせることもしないままであった。

とはいうものの、日にちが迫り、ちょっとは予備知識も必要と思い、1冊の簡単なガイドブックを購入した。
雑用に追われ、あまり読む間はなかった。

こうして「絶景の上高地・深緑の白川郷をめぐる3日」の旅は始まり、鹿児島空港を飛び立った。
機上からの青空と雲海は素晴らしい! 
空模様は、幸先もよろしいようで・・・    つづく


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鹿児島は海岸線の長い県で、海の幸にも恵まれている。

今回の飛騨高山、白川郷をめぐる旅は岐阜県で海岸線のない所である。
海に面していない所の、自然、風土に関心があり、どんな食べものに出会えるか楽しみでもあった。

度々、普段お目にかかれない、朴葉を使った料理が目に留まる。
朴葉味噌、朴葉寿司・・・

朴葉寿司

旅の最後に一宮のサービスエリアで朴葉寿司を見つけた。

2個入りを買って今朝広げた。
マスと穴子入り包みの2個組みになっている。
ほんのり朴葉の香りが御飯に移って、作り手の温もりが伝わってくる。

説明書きが入っている。

先人の知恵、伝統の技、巧みの心 「朴 葉 寿 司」
《 (朴)(包)の意で、大きな葉に食べ物を盛ったことから命名されたと言われる。
古くから東濃から飛騨地域に伝わる郷土食です。 》

野趣に富み実益も兼ね備えた朴の葉である。

旅の本題は明日から・・・


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2泊3日の上高地・白川郷をめぐるツアー旅行から戻りました。

下呂や高山の温泉に浸かり、夏の疲労回復・目的の筈が、
歩け歩けの毎日となりました。
今は心地よい疲れですが・・・

名古屋空港できれいなサンセットに遭遇。

少しずつ旅の模様を書いて行きます。

サンセット


今年の猛暑には疲れ果ててしまいました。

秋の気配も感じられるようになりました。
夏の疲労回復とちょっとのんびりしたくて、下呂温泉・飛騨高山に行ってきます。
24日夜戻ります。

ジュランタ


<バ レ ン シ ア~ラ・マ ン チャ~グ ラ ナ ダ>

バレンシアはカタルーニャ地方の南に位置しスペイン第三の都市である。
地中海に面し、気候は温暖だが、どこかのんびりした町である。
世界有数の収穫高を誇る「バレンシアオレンジ」で馴染みがある。
パエリャの故郷でもある。

この日はラ・マンチャ地方を経てグラナダまで600km移動する。
1日に600km、8時間もバスで移動することは大変である。

日中は、昼食時間を除くと、殆んど終日バスに乗っている勘定になる。
それほどイベリア半島は広大である。
バレンシアの町は、町に降りてみる時間のゆとりはなかった。
その車窓から眺めるだけであった。

アーモンド
    アーモンド

バスは「バレンシア」から「ラ・マンチャ」へ向かう。
車窓から眺める景色も楽しみである。
平坦な地や緩やかな丘陵地が多い。

遠景に淡いピンク色に染まった低木が見える。
まるで桜の木のように見える。

ガイドの説明でアーモンドの木と判った。
オリーブも見られるが圧倒的にアーモンドが多かった。

あぁ・・・此処は、スペイン!
ドンキ・ホーテの舞台になっている《ラ・マンチャ》の町へ。
広大な土地に白い風車が点在している。

風車
     風  車

此処はサフランの産地である。サフランは薬用、染色に使うが、黄色い色を出すのがサフランの雌しべである。
秋咲きのクロッカスの雌しべから採れる。

夕食の時、グラナダの医学生の演奏会があった。学資の足しにするアルバイトだという。
ギターを抱え 「シェリートリンド」を軽快に演奏し歌ってくれた。旅に楽しい雰囲気を添えてくれる。   つづく

シェリートリンド
  医学生アルバイト


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東京に住む次女からエジプト土産が送られてきた。
9月初めに友人とエジプト旅行に出かけて帰国したばかりである。

エジプトへ行くと聞いた時は治安に不安があって危惧した。
暑い時期で体調も心配。
「ただいま! 無事戻りました」の声を聞いてほっとした。

パピルス
ツタンカーメンとその妻

「パピルス」はリクエストしておいたが、他にも入っていた。
香水入れ・・・らくだの形をしたビンで、サハラ砂漠の砂を入れましたと。
ミニ置物・・・ふんころがし(大理石)
       ふんころがしは幸せのシンボルと書いてある。
開いて2個出てきた時はチョコレートと思い、もう少し入れてくれてもよかったのに・・・
危うく口に入れる寸前・・・そそっかしいですネ。

エジプト土産

Tシャツ・・・名前を確認してねとある。
       ヒエログラフィック(楔形文字)で枠にかかれたもので、王名枠(カルトゥシュ)が刺繍してある。  
夫と私の頭文字「Y」と「T」を楔形文字で刺繍してある。

Tシャツ

素材はエジプト綿! 
楔形文字のイニシアル入りTシャツ、どこにもない一点ものと嬉しいです! 
早速、明後日の飛騨高山旅行に着て行きましょう。
Kちゃん、ありがとう!!


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<バルセロナ~バレンシア >

バルセロナには早朝着いて、その日の宿泊はバレンシアであった。
移動時間に割かれてバルセロナ滞在時間が短かすぎた。
ピカソ美術館、ミロ美術館など見学したいところも素通りであった。心残り!

バルセロナ⇔バレンシア、約400キロ、5時間要し、暗くなってから到着した。
レストランへ直行した。レストランに入ると、天井から大きな骨付きの生ハムがぶら下がっている。

パエリア
パエリア・バレンシアーナ 
     
夕食のお楽しみは「パエリア」である。
お腹も空いている。

「サングリア」のハーフボトルと「ハモンセラーノ」、一皿をオーダーした。
母娘3人で食べても十分な量である。

「サングリア」・・・赤ワインにレモンやオレンジなどの果実を混ぜた有名なカクテル。フルーティで甘い。

「ハモンセラーノ」・・・スペインの生ハム


「パエリア・バレンシアーナ」

日本人は、パエリャというと、まず海の幸入りのものを思い浮かべる。
パエリャは、ウサギとカタツムリ、いんげん豆が入っているのが本来の姿。
農家にある材料で作ったことが始まりで、バレンシアはパエリア発祥の地であるという。

大きなパエリア鍋に、熱々のパエリャが出来上がって見せてくれた。
黄色に染まった鶏入りのパエリャは、サフランの香りが立ち、見るからに美味しそう!

一鍋を人数分(30~40人)に取り分けてサ-ブしてくれる。
見事な手さばき配分ぶりに流石!と眺めていた。

本場で食べるパエリャは格別の味わいであった。
ちょっと焦げたところが香ばしい。

スペイン旅行で出あったスペイン料理については後で書きます。       つづく


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台風一過、青空が戻ってきた。

天高く、爽やか、吹く風も秋の気配が・・・

ハイビスカス

ハイビスカスは、往く夏を惜しむかのように、

より鮮やかな赤い色を纏っている。

トレニアのこぼれ種が、あちこち散り咲いている。

紫紺色の可憐な花容をしている。

トレニア


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<バルセロナ 2>

旅の記録をするには、先ず文章で書くことである。
それに写真を添えるとより具体的なシーンを思い出す。

4年前のスペイン旅行の頃は、デジカメを買ったばかりであった。
旅行のお供をさせるような技量も伴わず、お留守番と相成った。
娘が撮ったカメラ写真を頼りに旅行を回想するほかない。

写真を広げてみた。
人物入りのものが多い。
プライベート旅行の写真はWEBにUP出来ない。
そのまま使えるものが余りないことに気付いた。

スキャナーから写真を取り込む作業も手間取る。
それでも、例え満足いくものでなくとも、記憶に留めたいと思う。

グエル公園2

バルセロナでは、街の中心にある「サクラダ・ファミリア教会」を見学後、
バスは、山の手にある、同じくガウディ建設の「グエル公園」へ上っていった。

ガウディの生涯のスポンサーは、グエルである。
彼は実業家であり、政治家であった。

その彼が、ガウディに英国式庭園と住宅の設計を依頼し、15ヘクタールの土地を用意した。
今は市の公共公園になっている。
グエル公園3

グエル公園2

グエル公園のシンボルとも言えるトカゲの噴水、
ディズニーが影響を受けたというかわいい建物が多い。        つづく

グエル公園1


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鹿児島の長島美術館で、長野県上田市にある、戦没画学生慰霊の美術館「無言館」の巡回展が開催されている。
地元南日本新聞社が、創立125年、改題60年記念事業として主催した企画展である。

開催中に行こうと決めていた。24日(日)が最終日で残りも少ない。
西日本へ台風接近も伝えられているが、朝起きてみると青空が覗いている。
“今日に決まり”と朝食を済ませたら家を出た。

桜島・長島美術館より

長島美術館は鹿児島中央駅から車で5分の高台に在る。
目の前に錦江湾が広がり、櫻島を望める、眺望の素晴らしい場所に位置している。

「無言館」の存在を知ったのはかなり前である。
何年前か定かでないがNHKの特別番組であった。終戦記念シリーズのような記憶がある。
戦没画学生の遺作が収蔵されていることを知り、機会があったら訪ねてみたいと思い続けていた。

予想通り館内は混んでいる。
若い人から中高年まで年齢層も幅広い。

<あと5分、あと10分この絵を描かせてくれ・・・
小生は生きて還らなければなりません
絵を描くために・・>

<兄の生命も夢もぜんぶ
戦争がもっていっちゃって・・・>

<せめてこの絵の具を使い切ってから征きたい
武は妻にそう言った>

<夫の姓を一度も名のらぬまま
たった三ヶ月の新婚生活でした>

短い説明文を読みながら、絵を見ながら進んで行くが、足が止まり佇む。
大半が20代の若い学生である。

念願の美術学校に入学して半年で召集・・・

出征前日、弟と散歩した姉は、弟の思い出を抱いて80歳の今日まで独身のまま生きた。

出征前妹を描いた。妹は25歳で亡くなった。
その知らせを戦地で知った。
兄は半狂乱のようだったと・・・兄妹共に夭折とは・・・

婦人像

一枚の絵の中に、短い一生のメッセージが一杯詰まっている。
生と死が対峙している。
無念な思いが伝わってくる。
静かに、なにかを訴えかけてくる。

遺品の写真や手紙を読むとさらに切なくなってくる。
戦没の地は北支や南方諸島を思ったが、広島・長崎での原爆死の画学生も含まれていた。

残念に思ったことは見学者に私語が多かったことである。
静かに鑑賞して欲しい。

一度、上田市の「無言館」も訪ねてみたい。


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<バルセロナ1>

サクラダ・ファミリア教会

2004年2月2日~10日 (8泊9日)、娘2人とスペインへ旅した。
この年はバルセロナのシンボル、「サクラダ・ファミリア教会」が着工して200年目の年に当たる。

東京に住む娘と一緒の海外旅行は成田発の便で出発する。
鹿児島に住む私は成田で前泊して娘と合流する。
この旅は、夜の出発便であったので珍しく鹿児島を当日発でよかった。

集合場所も第1ターミナルである。第2ターミナルと違い施設も小さく客も少ない。
今回はエール・フランス便に乗る。パリ経由でスペインのバルセロナへ入国した。日本とパリとの時差は8時間。
パーソナルTVがついている機種で、TVプログラムを楽しむことが出来た。

なんと、あのロベルト・アラーニャ(ポスト三大テノールの一人)、アンジェラ・ギオルギュー夫妻出演のオペラ「トスカ」を放映している。往きは早朝に着いてすぐ観光が始まる。我慢して帰国便で見た。よい機種に乗り合わせてラッキーでした!

およそ1週間でスペインのバルセロナ、グラナダ、コスタ・デル・ソル、コルドバ、マドリッドを巡った。
バルセロナに着くと、すぐ観光が始まった。

スペイン東部に位置するカタルーニャ地方は、北はフランスに国境を接し、古くから独自の文化、言語を持つ。
こうした風土がミロ、ダリ、カザルスなどの芸術家を生み出している。

カタルーニャ地方の中心はバルセロナである。バルセロナはスペイン第2の都市で、世界に誇る建築家、ガウディの作品、美術館など見所が多い。1992年オリンピックも開催されている。

先ず聖ファミリア教会へ

サクラダ・ファミリア教会2

人々の現世の罪を購(あがな)うために、聖家族に捧げられた大聖堂である。
現在、生誕(東面)と受難(西面)の二つのファサード(外観)と、南面に栄光のファサードが作られ、ラテン十字平面を持つ聖堂の中央には、高さ150メートルの尖塔がそびえ立つ。

工事中のクレーンが空中に聳えている。
ガウディが建設を始めて200年経ってもまだ完成していないのである。いつ出来上がるのか見当もつかない。まさに神のみぞ知るである。       つづく

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風車の窓から

サンチャゴ巡礼でスペインへ旅した高校の同期生(女性)Kさんがいる。
その巡礼記事と写真を、同じく高校の同期生のホームページ「みみずくサロン」に載せている。

記事の中に「ピレネー」の文字を見いだした。4年前スペイン旅行したことが鮮やかに蘇って来た。そのときの情景が懐かしく想い出される。

パリからバルセロナへ飛ぶ機上でピレネー山脈を眺めた。ピレネー山脈は、フランスとスペイン両国境にまたがるように走っている。2月である。雪に覆われた山の連なりは一目瞭然であった。
ピレネーは地理で習ったり、岡本敦夫の歌「ピレネーの山男」(ちょっと古い?)で記憶に残っている地名であった。

4年前の記憶は薄らぼんやりになっている。それでも断片的な記憶は残っている。
記憶を辿りながら、4年前のスペイン旅行を点で回想してみたいと思う。    つづく

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毎年この頃になると、我が亭主殿は永良部百合(エラブユリ)の球根を親戚・友人達に送る。
そして戦利品?がやってくる。

今年も10日の日曜日に荷造りして、東京から九州一円に発送した。
ご近所は配ってまわるが、戻りは戦利品を抱えてくる。烏骨渓の卵、お茶etc・・・

「何しに行ったの? 海老で鯛を釣りにいったようなものよ」
「花の嫌いな人はいないぞ、皆さんに喜んでもらえる」

県外に住む百合子さんからは、私の名前と同じ花でうれしい!と梨や葡萄が届く。
永良部百合(エラブユリ)は奄美諸島の沖永良部島で栽培されている百合の花です。

エラブユリ

沖永良部島は、“花の島”と呼ばれるほど花の栽培が盛んな島である。
エラブユリ(テッポウユリ)、フリージア、グラジオラス、胡蝶蘭が平坦な島に咲き乱れる。

島には昔から野生のテッポウユリが自生していた。
明治30年代、イギリス人のアイザック・バンディグという百合商人によって栽培が奨励され、西欧に輸出されるようになった。

その後品種改良や流通機構の改善で、世界でも有名なエラブユリとして生産されている。
10個以上の花をつける百合もある。大型で気品と風格がある。

奄美から球根を取り寄せて送っているが、球根代より送料の方が割高(ナイショ)
喜んでもらえると思うと・・・
昨日から嬉しい電話の声が届いている。

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会場
    (開演前の会場)

開演30分前で8分入り、始まる頃は100人近い人が別室のモニター室で視聴という盛況である。中高年の女性が多い。

講演開始前の会場に音楽が流れている。
向田邦子が大好きだった曲、introductionの中のspring is hereだという。
彼女はクラシック、ジャズ、日本の歌が好きだったが、日常はジャズを好んでいた。

講師・向田和子は1938年生まれ。現在エッセイシスト。
4人兄妹(姉2人、兄)の末っ子。向田邦子は長姉にあたる。
赤坂で「ままや」(居酒屋風食事処)を約20年営業後、8年前に閉店。
「ままや」は邦子の後押しで開店した。

向田和子の講演「姉・邦子との日々」が始まった。
説明されたとおり、一人講演ではなく、地元のフリーランスアナウンサーMとの対談形式で行われた。

和子は
先ず新幹線を乗り継いで東京から来たと切り出した。
一瞬、会場はえっ!とどよめきのようなものが・・・

姉が飛行機事故で亡くなっているので、母との約束で飛行機に乗らないことにしている。
母は98歳で存命という。
湯布院で途中下車して、温泉に入りそれも楽しみである。
距離は遠くても気持ちは近いと話す。

今日は姉の良いことばかり言わないかもしれない。もう居ないから・・・
鹿児島とのつながりについては
戦前、家族で2年住んだところである。
鹿児島での生活は「気候がよくて食べ物もおいしく、家族みんなにとっても輝いていた時間」であった。

姉邦子について
4人兄妹の長子で、一言で言えば好奇心が強くいたずら。ちょっぴり意地悪な面ものぞかせて。
観察力が鋭い=欠点が先に見える。
欠点も見方によっては特長であり個性になる。

9歳違いの和子にとって、向田作品は、点でしか覚えていない記憶を、邦子が線にしてくれ立体的にしてくれた。
記憶に残ったことを分かりやすく表現してくれた。
姉が大病(乳がん)をした時、私の原点はなんであろうと考えた。その時突き当たったのが鹿児島である。
ものを作る生活の原点も鹿児島にあると。
生前、彼女は多感な少女時代を過ごした鹿児島を「ふるさともどき」と称し愛した。

フリーランサー
「向田作品は私たちに自分のライフスタイルを見せてくれた、提案してくれましたが、」

和子
「おいしいものを食べたい! 外でばかり食べるより家でも作る。
自分の好きなことをやっていることが、自分の心地よいことをやっていることが、多くの女性から共感を得た。
ラッキーだったのでは・・・」
軽妙でユーモアのある語り口である。

着るものも若い時は手作りしていた。
買う時は、高価でもデザインはシンプル、色は数色に限定、同デザインを数枚買い、組み合わせで着まわししていた。何年も大事に着用した。
姉からもらった服は、仕立のしっかりした服で着やすく十二分に着ました。

ちょっと驚いたことは姉邦子のほうが10センチ背が低かった。写真で見る彼女はすらりとして長身に映る。
顔が細面で写真写りがいいのですよと言うが・・・
家の中でも自分のことは自分でやる習慣が身についていた。姉が率先して実践してくれるので下のものは見習えばよかった。

演出家である。
ご馳走する時も頻繁でなく記憶に残るようにと・・・そのへんは巧みでうまかった。
ご馳走して、間を入れず、“おいしいでしょう”と聞くせっかち。
外国旅行をしても土産も高価なものではなく、砂の時もあった。

書画骨董の趣味もあった。
器や焼きもの、アンティーク、どれも秘蔵したり飾る趣味はない。気に入ったものは近くにおいて日常使っていた。
10年前、かごしま近代文学館が創設された。その時8500点の収蔵品が寄贈されている。
館長は、挨拶の中で“結納金なしでたくさんの収蔵品が此処へお嫁入りしました”と話した。鹿児島にとっては、ありがたいことである。

一緒に買い物に行って、気に入ってものがある。買えば良いのにと思うが、
「これで食べるにはまだ欲張らなければなりません」
自分に褒美をあげながら仕事をする人であった。買えそうなものでも買わない。

身内が語る邦子像は、私がイメージするお洒落で、シックで、上等で、タフで探究心旺盛な面ばかりではない。
人が本を著すと、誰でも1冊の本は書けるものよと手厳しい。

今、和子はエッセイシストである。
その彼女が語る。

ものを書くことは言いたいことを書くことである。出まかせや嘘をつくとばれる。
まず彼女がしたことは、1冊の本を一字一句、句読点まで違わず丸写ししてみる、書き写してみることであった。

「ままや」の店がひけてからの写し書きは時間のゆとりがない中での作業である。
正座して書き写した。姉へ対する最低限の礼儀と思い毎日書き写した。
そこから1冊の本を活字にすることの大変さを学んだ。
ものを書くようになって、姉との生活、作品から肉付けの方向性が読めるようになったと結んだ。

身内にもの書きをする人がいてその生活を見てきた。今は見てきた人自身がもの書きをしている。
兄も邦子の事故死後エッセイを書いている。買って読んだ記憶があるが見当たらない。
ネットで検索した。向田保雄著「姉貴の尻尾」、絶版になっている。
血筋を感じた。

対談形式の講演時間1時間30分では時間不足に感じた。もっといろいろなエピソードを聞きたかった。

向田作品は日常生活をテーマにした題材が多く、親近感がある。
これから秋の夜長、また作品を読み返したくなってきた。

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今年は、向田邦子が飛行機事故で客死してから25年になる。
彼女は売れっ子脚本家、作家として知られている。
その前年に直木賞を受賞したばかりであった。作家としてこれから楽しみにしていた矢先のことである。
50歳という若さで惜しい。

昨日、邦子の妹でエッセイシスト向田和子の特別講演「姉・邦子との日々」を聞きに行った。
会場のかごしま近代文学館には、向田邦子の常設展があり、かごしまゆかりの作家でもある。
講演は、向田邦子没後25年特別記念イベントの一環として企画されたものである。

いうまでもなく、私も向田邦子ファンである。
事故直後は、次々と彼女の作品が書店に並んだ。文庫本になるのを待てずに買って読んだ。

鹿児島で家族揃って暮らしたことがあることを知った。
「ふるさともどき」と愛したことも身近に感じた。
女性であること、日常生活への暖かい眼差し、思いやり、ライフスタイルに魅了された。

講演は妹和子一人の話ではなく、地元のフリーランスアナウンサーMとの対談形式で行われた。
200人制限の会場は溢れ、100人近い人がモニター室で視聴という盛況であった。
遠くは、新潟、千葉、茨城からの参加者がいると紹介があった。

講師が座に着くと、館長から講師紹介された。
なんと話の途中で言葉が途切れる。その度に
“ちょっとあがっております”
“またあがってしまいました”
会場に笑いが広がる。

緊張してるのかな? 校長先生経験者よの声が聞こえる。
ひょっとしたら、講師の緊張感を解き、講演前の場を和ます手ではなかったかと?

こうして「姉・邦子との日々」講演の幕は開いた。
本題の内容は次回へ

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夕べのメニュー (車海老づくし)
刺身、焼き海老、天ぷら盛り合わせ、オクラのお浸し、味噌汁

焼き車海老

いつもより早く、5時過ぎから夕食の準備にとりかかった。
さぁー これからが忙しい。

活きものの海老を手早く調理して食卓に乗せなければならない。
下ごしらえに手間取るので手順よくやらねばならない。

先ず「焼き海老」から
大ぶり2尾を串に刺して、表面に塩を振る。
背を上にしてアルミホイルで包む。

フライパン(使い古しがよい)にアルミホイルを敷き、
ホイルに包んだ海老を乗せ、その上にさらにアルミホイルでカバーをする。
フライパンに蓋をして、やや強火で1分弱焼く。
ホイルを少し開いて焼き具合を確かめ、返したりしながら中火で焼き上げる。

焼きすぎるとパサつく。
鮮度のよさと塩できれいに発色する。

「刺身」は頭を取り、殻を剥いで、氷締めしておく。

刺身と天ぷらを下ごしらえした時に出た、頭と殻も利用します。
頭は素揚げと味噌汁の出しに。
殻は金ざるに入れて、沸騰した中にざるごと入れて味噌汁の出しに使う。
そのまま引き上げて始末も簡単。

ひとり芝居で調理と写真摂りの同時進行は大変!
時間と勝負の生もの扱いは、盛り付けまでは手も気も回らない。

庭の南天の葉を取ってくるが精一杯デシタ。
写真代表は「焼き海老」「天ぷら」でお許しを

天ぷら

お味のほうは、素材が新鮮で絶品!!
なんたる贅沢な夕餉!
お義姉さんありがとうございます。


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天草に住む義姉から車海老が送ってきた。
義姉とは夫の姉である。

おがくずの中にはいって、活きている。
天草から届く車海老は天然ものでサイズも大きい。
不用意に蓋を開けると飛び出してくる。
そ~っと手を入れ、手探りの感触では20尾ちかい?

これで今夜のメニューは決まり!
刺身、焼き海老、天ぷらに、味噌汁
頭は素揚げ・・・かりっとしてビールのつまみに
味噌汁・・・・・頭に豆腐とねぎを散らして熱々を、スープがおいしい

料理の写真は明日UPします。
今日はおがくず付きの生のままで・・・

車海老



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昨日は、朝から「秋篠宮家に親王誕生」の慶事ニュースに沸いた一日であった。
待たれて久しかった皇室に、41年ぶりの男子誕生は、まことに目出度く嬉しいことである。

昨今暗いニュースが多かったが、これで一気に明るいニュースに転じた。
国中、祝賀ムード一色である。

秋篠宮妃紀子さまが男のお子さまを出産されたことにより、約1500億円の経済効果が見込めるとする報道もされている。限られたところだけでなく、等しく波及効果があることを期待したい。

赤ちゃんを見ると自然に笑みがこぼれる。若返った気分になる。
わが家にも孫がやってきてくれたらなぁ・・・
私も婆さまになりたい!

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蓮蕾

黎明館前の堀は蓮が咲くことで知られている。

梅雨過ぎの頃から咲き始める。
蓮は花茎を水面に立てて咲く。
朝早く開き午後3時頃には閉じる。

近くによってカメラにも収めたいが、
この夏は猛暑で出かける気も失せ、専ら車窓から眺めるのみであった。

新涼の頃となり、ちょっと遅いかなと思いつつ、堀を覗いた。
水面を葉が覆っているが、蕾や、花も見え隠れしている。

半身、葉陰に隠れて咲いている一輪が見つかった。
恥ずかし気で、優しい風情がある。

蓮
 葉を傘に 花容優しや 蓮午睡

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ヘップバーン

懐かしい写真ですね。
オードリー・ヘップバーンが、映画『ローマの休日』に出演した時のスチール写真です。
彼女はこの映画で、眩いばかりに美しく輝き、鮮烈なハリウッドデビューをしました。

Yデパートの玄関を入ると、目の前にデーンとパネルが飛び込んできた。
まるでゴブラン織りのタペストリーと見間違いそう・・・でも、布製ではない。
地元紙でも報じられたので、買い物客も通りすがりに眺めていく。

では、この絵はなにで描かれているのでしょう?
実は、「爪楊枝点描画」です。しかも高校生の作品です。

説明書きから

~国分高校文化祭出品作品~
6月から制作を開始し、7月15日の文化祭当日に完成。
展示部門で1位を獲得。2年6組36名の力作。

約30万本の爪楊枝を8色に着色し、
5ミリ角にモザイク処理した下絵を発泡スチロールに貼り付け、
その上に着色した爪楊枝をひたすら刺して完成した作品。

爪楊枝で点描・・・意を衝かれた着想に驚いた。
こんな表現法もあるのですね。
色の微妙なグラデーションは見事で、顔の表情は素晴らしい!!

根気の要る作業をクラスで一致団結して完成させている。
その結束力と作品の高い精度に感動!!

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ハギ

新涼の風に誘われ吉野公園に遊んだ。
急に今が盛りの「トレニア」を見たくなったのです。
近くのコンビニでおむすびとお茶だけ調達して・・・

吉野公園は、
鹿児島市の中心地から北東に約8キロの標高200メートルの台地にある。
展望台からは錦江湾を隔てて雄大な桜島を見ることができる。
ここから見る桜島が一番美しいと言われている。

5万本以上の花に包まれたフラワーガーデン。
緑の丘に咲き誇る花々の華麗な競演が見られる。
桜・梅・つつじの名所としても有名です。

平成元年に我国を代表する都市公園として「都市公園100選」に選定されている。

残念ながら、この時期花は乏しく、中央花壇に寄せ植えの草花があるだけでした。
今日のお目当てはこの中の「トレニア」。
別名「夏菫」とも呼ばれる。小さな花容で風にやさしく揺れる姿は、可憐に映る。

炎天の日差しは遠のき、熱風は心地よい風に変っている。
吉野台地は初秋である。

歩いても、風はさらっとして、もう汗ばむこともない。
風が流れ、野萩が揺れている。

萩


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つばき

これに似た写真、どこかで見たことありません?
そうです。
韓国ドラマ「冬のソナタ」の並木道を思い出しません?
ひところのブームもやっと下火になってきましたネ。

生来ミーハーな私、ご多分にもれずこのドラマに嵌まりました。
火付け役の従姉がいたのです。録画したビデオを送ってくれました。
それまでは興味のなかったくせに、
あっという間に韓ドラに嵌まり俳優の名前にも詳しくなっています。

昨日吉野公園へ「トレニア」の群生・見物に出かけた。
ツバキの根元と枝の張りぐあいが面白い。

幹から枝分かれしている様が、まるでガジュマルに似ている。
ファインダーから覗いたツバキ群の中にあったのです。

あっ、冬ソナの並木道!
枝ぶりはちょっとお行儀悪いけれど、木の並びはそっくり?

本物の並木道は杉の「メタセコイア」
スマートな林立は遠近感を強調している。
日本にも多く分布しているのでしょうか・・・・ 
デンプレートを替えたらなんとpolaris!!

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トレニア

私って、ひょっとしたら第六感の察知力があるのかもしれない??

昨夕、お勝手仕事の合い間に、何気なくTV画面を覗いた。
見覚えのある花容が映っている。
吉野公園に「トレニア」が満開。インドシナ原産の花と報じている。

あっ、これに違いない!
色は違うが庭のプランターに紫紺色が咲いている。
深い紫紺色に魅せられ写真は撮るが花名が判らない。

家事の手を止めてネットで検索したら間違いない。
インドシナ半島原産、花期5~10月
和名―ハナウリクサ(花瓜草)
別名―ナツスミレ(夏菫)・・「ビオラ」に似た花を咲かせるとこらから
謎解きが出来たように嬉しい。

そして、今日は早速吉野公園へ。
やや薄曇だが、風は新涼へ変っている。
生憎、櫻島上空は雲がかかって全容が望めない。

この時期は、ツツジ園もつばき園も緑一色、園内は花色に乏しい。
中央花壇には草花の寄せ植えがしてある。桜島を背にして色とりどりで美しく映る。

その中にトレニアが群生している。赤紫、紫紺、白が咲いている。
花は小ぶりで一見して露草に似ている。花型は蘭にも似ているが可憐な感じの花である。

トレニア2

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恵みの雨は昨日1日だけであった。
今日はまた真夏の日差しが戻ってきた。
と思ったら夜になって雨音がする。庭の散水をしたのにイジワルしてくれる。

午後から美容室に行く予定で、夕食はありあわせの材料で皿うどんを作ることに。
皿うどんは、主菜になり1品で済む。
時間がなかったり、手抜きしたい時にはもってこいのお手軽メニューです。
野菜たっぷりで栄養のバランスもよい。

普段は細麺で揚げてあるものを使う。
具を炒めてその麺と混ぜ合わせるだけ、いたって簡単でスピーディーに出来上がる。
野菜を切っておくと、人の顔が揃ってから火をつけて間に合う。今は夫との二人暮らし。

長崎「みろくや」の皿うどんがお気に入りである。
近辺のスーパーでは見当たらないので、ネットで取り寄せている。

今日は太麺の皿うどんにした。
麺を茹でて焼く手間はかかるが、麺がソフトで口当たりがよい。
庭のオクラを刻んで、緑の彩も添えて。

勿論、おいしかったです! 
出来上がり写真撮るつもりだったのに・・・(外袋だけ)

皿うどん


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マンマ

  • Author:マンマ
  • 好奇心、やじ馬根性旺盛な熟年おばさん?

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