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2005 / 09
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食事は5分粥から全粥に変わりおかずも普通食に戻った。
午後からシャワーを浴びた。鼻に管を通していると頭を下げての洗髪は大変である。看護師にシャンプーしてもらったら、さっぱりとなり気分もすっきりした。
夕方夫に電話したら留守電にS夫人から入っていたと聞く。

夕食後S夫人に電話をした。
昨日I夫人のお見舞いに行ってきた。相当悪いように感じた。離れて住むご子息、孫さん全員が揃っていた。前日こん睡状態になったそうでそのために家族が呼ばれたのではなかろうかと。その日は夫人と話が出来て「私は十二指腸癌だ、駄目かもしれない。一度家に帰りたい」
黄疸が出て腹部が膨らんでいた。今までのI夫人の面影とは違っていた。
話を聞いてびっくり、そろそろ退院の頃と思っていたので急な悪化に驚くばかり。
元気になって欲しい!!
心配である。身動きとれない今のわが身が情けない。

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3日目も医事薬と抗生剤の点滴だけで絶食となる。
4日目の午後4時から造影剤を入れてのレントゲン検査があった。その結果胆管に2個の石が見つかった。主治医から手術しないで済むか、手術するかはこれから検討していきましょうと説明を聞く。腹部レントゲン撮影もする。

夕食から食事が出る。
メニュー:3分粥、味噌汁(スープのみ)、ふわふわ卵、りんごジュース
今日は午後からずっと検査で疲れた。

一夜明けて6時に目覚めたが、腹部の鈍痛はなくなった。

午後内視鏡検査があった。
口の中に麻酔の噴霧がされ、腹ばいの状態で頭は左向きに伏せた。
マウスを銜えたらカメラが挿入された。カメラであちこち押される感じがして苦しい。未だか未だかと思うがなかなか終わらない。

肝臓、胆のうあたりに入ったらしく細い透明な管が鼻を通して出て先端が胆汁の出る袋につながった。この袋に胆汁を貯める。こうして流れが悪くなった胆汁を体外に排出させることになった。閉塞していた胆汁の色は黒っぽい色をしている。
一日に数回この胆汁を取ってもらったが、一日の排出量を計量している。その量が900ccぐらいになり驚く。日が経つにつれ色も黄色に変わり薄くなり、量も減っていった。後日受ける手術日までは袋を付けたままであった。

私の性格に似ているのか、胆のうの形が変わっていて検査しにくかったと主治医に言われた。
24時間点滴と、朝夕の抗生剤点滴で絶食となる。

又やらかしてしまった。今年二度目の入院となった。
8月7日、右上腹部に鈍痛があり夜もよく眠れなかった。
翌8日も鈍痛が消えず食欲もない。今夜も眠れそうにないと思い、10時過ぎ夫に救急車の依頼をした。救急隊員に、通院している鹿児島市立病院へ行きたいと伝えて受け入れてもらえた。ドクターに症状を伝えた。
腹部のエコー、CT、レントゲン検査、採血、採尿の結果、「閉塞性黄疸」と診断された。
黄疸が出ていると聞いてびっくりする。

この消えない鈍痛は何だろう?ひょっとして胆石では?という想いがよぎった。10数年前の尿路結石の時の痛みに似ていると感じた。薬を貰って数回の尿で排出したらピタリと痛みは止まった。

黄疸の治療の為即入院となる。消化器内科病棟である。病室に移るときドクターの話で画像を診て胆石のようだ。胆石だと内視鏡でも取れますよと聞く。明日から検査が続くが頑張りましょうと主治医に告げられる。抗生剤100ccの点滴をして寝ようとするが鈍痛は治まらない。座薬を入れたら朝6時までぐっすり寝て痛みは去っていた。

今迄、胆石持ちだったことも知らずに過ごしてきた。胆汁の流れが悪く黄疸が出ていることも判った。こうして不本意ながら又40日間の入院生活が始まった。

「お母さん、魚を食べる?」昨日昼頃、次女から電話があった。
伊豆辺りに行って干物でも送ってくれるのかと思っていると、
「鮭があるんだけど、イクラ入りは今が旬だそうよ」
「どこから電話しているの?」
「今北海道に来ているの、釧路の和商市場からよ。他に欲しいものがある?」
「ホヤと生の毛がにがあればうれしい」
術後退院したばかりの私を気遣って、下ごしらえが負担にならないか確かめている。
鹿児島まで翌日着で届くという。

昼過ぎ航空便で届いた。
先ず、毛がにを茹でた。湯気がたって磯の香りがする。
ホヤの皮を剥ぐと、見事なオレンジ色の中身が出てきた。幾度となくホヤの下ごしらえはしたが、こんなに鮮明なオレンジ色は初めてである。見るからに美味しそうである。
ホヤは独特の香りがして嫌う人もいるが、風味はなまこの海鼠腸(このわた)に似ている。
酒の肴に合いそうだが、生憎下戸ときている。

鮭も軍手を使って卸した。新鮮なイクラの醤油漬けが出来上がった。口の中でぷつぷつ弾けて濃厚な味がする。半量は冷凍してお正月帰省した子供たちの食膳に供しよう。

夕食は北海の幸が食膳を飾り、久しぶりのご馳走に夫も私もご満悦であった。

例年、この時期函館の朝市から生鮭とするめいかを購入して、イクラの醤油漬けイカの塩辛を自分好みの塩加減で手作りしている。
今年は入院騒ぎで先送りになると思っていただけに余計うれしい!

鹿児島市民文化ホール公演の案内が送ってきた。
開封するとワレリー・ゲルギエフの文字が飛び込んできた。鹿児島に来るのでは?と思って見て行くと、勘はピタリと当った。
ワレリー・ゲルギエフ指揮、マリンスキー歌劇場管弦楽団、2006年1月30日の公演である。

曲目  チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
     チャイコフスキー:バレー組曲「くるみ割り人形」作品71 ハイライト

一度目にしたい、聴きたいと念じていた指揮者である。
マリンスキー歌劇場芸術監督であるゲルギエフがどんな指揮振りを見せてくれるか今から胸が躍る。大きなお年玉が舞い込んできた。

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マンマ

  • Author:マンマ
  • 好奇心、やじ馬根性旺盛な熟年おばさん?

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