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2010年は奈良・興福寺創建1300年の年にあたる。

2009年、興福寺創建1300年記念「国宝阿修羅展」が、東京国立博物館をはじめ、各地を巡回する。同展は、7月14日から(9月27まで)九州国立博物館で開催中である。

今年の鹿児島市立美術館友の会の研修旅行はこの特別展見学となった。研修旅行は例年11月23日と決まっているが、今年はその時期近県によい企画展がないことから、早めて阿修羅展見学に決まった。早速申し込んだ。

5月に上京したとき、国宝阿修羅展(国立博物館)、ルーブル美術展(西洋美術館)は同時開催されていた。ルーブル美術展へ行ったが1時間待ちであった。日差しの強い外に立ちたくなかった。滞在日数にゆとりがなかったので我慢した。うまくいけば阿修羅展まで見たいと思ったがそれ以上の待ち時間と聞いて諦めて戻っている。

今回住まいから近い九州博物館開催であるから日帰りで行ける。願ってもない機会である。
8月4日 参加者40数名、貸し切りバスで鹿児島中央駅を8時30分に出発した。

車内で資料の説明を聞いた。自己紹介で、貴乃花の若い時に似ている、否、夏目雅子だという人もいる。そんな見方も面白いとワクワクしながら阿修羅像との対面が待たれる。

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見どころは
日本でもっとも有名な仏像の一つである阿修羅像。
「小顔でスリム」なプロポーションを誇る古典美の名作・阿修羅像は現代流行の美少年のイメージと重なり、仏像ファンだけでなく幅広い層を魅了するだろう・・・

阿修羅像(あしゅらぞう)をはじめとする八部衆像(国宝)、十大弟子像(国宝)、の全14体が揃って展示される

 阿修羅像を含む八部衆像と十大弟子像は、興福寺では通常、壁面のガラスケースの中で展示されており、とくに背面などは見ることはできない。本展では展示される9体はガラスケースなしの露出展示を行い、阿修羅像は360度から全容を観覧できる。

出発前、博物館に問い合わせた時は待ち時間20分だったという。到着した時(12時)は待ち時間0分。ラッキー! その後昼食したが、待つことなくスムースに入館できた。

館内は薄暗く人の流れに沿っていくほかない。イヤホンガイドは借りなかった。観覧者もほどほどで説明文も読める。

お目当ての阿修羅像の周りは幾重にも人垣が出来ている。“阿修羅像の左側から立ち止まらないで進んでください”とコールされる。みな全周して見たいからなかなか進まない。人いきれと興奮気味で熱い。一番時間を割きたいところである。時間をかけて一周した。

写真や画像で見るより装束や顔が明るく輝いて見える。甘い肌色の薄衣を纏っているように見える。神々しい。いつまでも立ち止まって見ていたい。明るい色を帯びているのはスポットライトの照明の影響だろうか。左側からは夏目雅子(そっくり)、正面からは貴乃花と感じた。

館内は浴衣姿の女性も見られる。暑い時期であるが仏像鑑賞に和服姿はしっくりとして涼しげに映る。鑑賞時間は1時間30分。時間が許せば常設展も見たかったが、残り20分では余裕がなく残念であった。混雑を覚悟していた阿修羅展であったが、予想に反しじっくり鑑賞できて幸せでした。



haibisukasu


予告編を見て劇場に足を運んでみようと思っていた映画である。いつもは映画グループ3人で行くが1人が腰を痛めて今回は2人であった。

予告編で惹かれた映画ではあったが、筋を知ってストーリー性に興味があったわけではない。映画のロケ地が数回訪れたことのあるイタリアで、撮影地の数シーンが映されると旅した当時のことが思い出された。タイトルにあるアマルフィは南部の景色の美しいところとして知られているが行ったことはない。映像で見たいと思った。
イタリアが主題となっている感じがして全編に流れる音楽も魅せられた。

平日のシアターは観客が少ない。夏休みに入ったせいか子供連れが多くチケット売り場も混雑している。子供のお目当ては「ハリーポッターに違いない。ここ「ミッテ10」は10室のシアターがあるから演目毎に分かれる。アマルフィは6~7分の入りである。

民放のBS放送でアマルフィ 女神の報酬の特番を組んでいた。「アマルフィ 女神の報酬」はフジテレビの開局50周年記念プロジェクトで、フジテレビの映画製作である。

日本映画初となるオールイタリアロケによる美しい映像と音楽、先の読めないストーリー、邦画のスケールを超えたサスペンス映画である。

キャストは
織田裕二、天海祐希、佐藤浩市、佐野史郎、特別出演の福山雅治他。

主題歌は
世界の歌姫サラ・ブライトマンを起用。全世界で1500万枚の売り上げを誇る「タイム・ツ・セイ・グッバイ」が主題歌として映像を後押ししている。彼女自身サラ・ブライトマン本人役として映画出演している。

オールイタリアロケの映画は、ロケ地として
観光地で有名なコロッセオやサンタンジェロ城、スペイン広場などのローマ歴史地区。それとナポリ近郊に位置するガゼルダ宮殿など、タイトルになっているアマルフィ海岸と世界遺産に登録されている場所である。世界遺産の多い観光地での撮影は、混雑とスリの存在にも気遣い制約が多かったことだろう。

スペイン広場の階段、ここはかって「ローマの休日」でオードリー・ヘップバンがジェラードを食べたところである。

アマルフィー海岸はイタリア南部で地中海に面し、切り立った断崖に張り付くように密集した町並みが美しくレモンの産地として有名。ヨーロッパ各地から観光客が訪れる高級リゾート地となり1997年世界遺産に認定された。

音楽は
全世界で最も支持されているソプラノ・ティーヴァ、サラ・ブライトマンの名曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」に決定。イタリアの美しい景色、ドラマティックなメロディーと曲想が相俟って映画を盛り上げている。彼女は音楽の新ジャンル「クラシカル・クロスオーバー」を開拓して女王の座に。今やTV番組やTVCMに度々起用されている。同様の男性歌手にラッセル・ワトソンがいる。

ストーリーは
イタリアでのテロ予告を受け一人の外交官がローマに降り立つ。日本人少女の失踪から始まる。誘拐事件の通訳を担当することになったが、犯人からの電話に出たことで事件にまき込まれていく。身代金の取引場所がテルミニ駅、サンタンジェロ城、スペイン広場など次々と変わっていく。犯人の狙いもわからず捕り物帳を見ている感じがする。ちょっと退屈したが、やがてイタリア全土を覆う大規模連鎖テロへと発展していく。最後のどんでん返し・・・犯人は日本人の元商社マン。

2008年クリスマスシーズンのロケ撮影であるが、映画のシーでは2009年12月の出来事である。そこに日付を設定した映画であるなら、この夏の暑い盛りに封切りせず秋からクリスマスの時期にしてもよかったのではないか(わたしだけ?)

ストーリーより、イタリア世界遺産の映像と主題歌「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」の印象が強く、その残像が目と耳に・・・・




昨日、映画好きの友人3人で「スラムドッグ・ミリオネア」を観賞した。この3人時々思い立ったら即決で出かけていく。ぐずぐずしていると見たい映画を見損なうこともしばしば、それより都合がつく日に行かねばと見にいくそそっかしいところがある。映画好きには違いないが、その後の食事とおしゃべりも楽しい。

昨日もそうであった。「アカデミー受賞作品、怖いストーリーよ」と聞いただけ、大筋も知らないままネットでチェックもしなかった。夫を送り出し朝9時過ぎのバスに乗った。

ストーリーは、インド・ムンバイのスラム街で育った無学の青年が、人気番組「クイズ$ミリオネア」で最後の一問を残し全問正解することをきっかけに、不正を疑われ逮捕される。だが、貧困と富が混在するインド・ムンバイを疾走しながら成長する少年の過酷な人生と運命がクイズの答えとつながっていく。正解を知りえる過程をサスペンスタッチで描いている。

「スラムドッグ・ミリオネ」の原作は、外交官でもあるインドの作家、ヴィカス・スワラップの小説「Q&A」。製作国はイギリス、舞台はインド、メインキャストも映画初出演の無名の俳優が出演。アメリカ資本が入ってない、低予算映画、有名な俳優も出ていない。
それでいて、アカデミー賞の前哨戦ともいえるゴールデングローブ賞で作品、監督、脚本、作曲賞の4部門を制覇している。

インドには身分制度のカースト制度がある。独立後のインド憲法ではカースト差別を禁止しており、解体の方向にあるのだろうが、村落社会では根強い影響を持っているという。

インドの「ムンバイ」は、私の世代では「ボンベイ」と言った方が馴染みのある地名である。スラム街の生活と環境の描写は余りに苛酷で正視できない。画面から目が離せない。

映画全編、苛酷な環境にあっても兄を、弟を、初恋の人を思う純愛が流れている。
気持ちの途切れる間がなく、集中して見ていたせいかぺトボトルのお茶も飲まず仕舞いであった。





今朝のTVニュースの時間帯のことである。いつもの事ながら、朝食の支度をしながら、漫然と耳だけ傾けていた。

ニュースを伝える中に「二胡、ヤン・シンシン」の音声が聞きとれた。あっ!、記憶にある名前である。手を止めて画面を見た。映像を見たら紛れもなく、胡弓演奏家・「楊・興新(ヤン・シンシン)」である。来日して20年、チャリティーコンサートを開くという。

彼のことを知ったのは、数年前偶然見たTV番組である。
中国の遼寧省出身で、幼少より胡弓を弾き、数々の賞を受賞、中国を代表する演奏家であった。しかし文化大革命で農村に下放され演奏活動から遠のいていた。二度と演奏家には戻れないと思ったという。

20年前来日して日本女性と出会い結婚する。しかし妻は3年後クモ膜下出血で倒れる。介護リハビリの手助けしながら妻を励まそうと演奏活動を続ける。現在も右半身マヒと言語障害のリハビリに励んでいる。夫に手を取られて歩く後ろ姿の映像が出た。幸せそうに映った。

流暢な日本語で語るコンサートへの思いは優しさに充ちている。胡弓の調べで世界の子供たちと障害者の人々に心を込めて演奏したい・・・
歴史と運命に翻弄されながら激動の人生を経験した「ヤン・シンシン」。哀愁を帯びた透明な音色は多くの人を癒してくれることだろう。





昨夜、宝山ホールで「グレン・ミラーオーケストラ」の演奏会があった。

グレンミラーの音楽ファンは、映画「グレ・ンミラー物語」を通じてファンになった人が多いのであろう。会場は中高年の入場者が多く満席である。

グレンミラーは軍隊慰問の最中に飛行機事故に遭い帰らぬ人となっている。他界から60余年という。長い年月が流れた今も、グレンミラーサウンドとスタイルを継承し、グレン・ミラーオーケストラが活躍している。

グレン・ミラーは1904年、アメリカアイオワ州クラリンダという町に生まれている。彼が、オーケストラを結成して活躍したのは1938年から1942年までのわずか5年足らずの期間であった。その短い期間に、「ムーンライト・セレナーデ」「茶色の小瓶」「イン・ザ・ムード」「真珠の首飾り」・・・数知れぬヒット曲を飛ばしている。

オープニングメドレーでは聴き慣れた「ムーンライト・セレナーデ」、「茶色の小瓶」、「星に願いを」と続いた。
“永遠のグレン・ミラーサウンド”と称される生演奏を聴いていると、楽しいスイングジャズのリズムに合わせて自然に体を揺すりたくなり心も躍ってくる。

理屈抜きで楽しい!!
金管楽器の音色が素晴らしい!!

素晴らしい演奏につられて、会場はリズムに合わせて手拍子が起こる。奏者と聴き手が一体となり、楽しく和やかな雰囲気に包まれている。全員でグレン・ミラーサウンドを楽しんでいる。

メンバーは、トランペット、トロンボーン、サックス、ベース、ドラム、ピアノの奏者16人とトロンボーン奏者のリーダーという構成である。それに男女のボーカリストのソロが加わる。また、ソロにバンドメン3人が加わって美しいハーモニーも聴かせてくれた。

元気で陽気な感じのアメリカの音楽の中に、温かい血の通った人間味のある瑞々しさが伝わってくる。美しい心を癒される演奏であった。心地よい気分に浸りながら帰路についた。



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マンマ

  • Author:マンマ
  • 好奇心、やじ馬根性旺盛な熟年おばさん?

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