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2024 / 04
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    ま と め

弘前公園2

南に住んでいると、北の地には知らないことがありそうで、憧れの気持ちを持つ。
今回の旅でも、いいことが待っていそうなそんな期待感があった。

次女からゴールデンウイークに東北の桜を見に行かない?と誘いがあった。未だ行ったことのない東北地方である。直ぐに飛びついた。こうして2人の娘との3人旅が実現した。

初めての東北は、見るもの、食べるもの、聞くこと、すべてが珍しく、新鮮に映った。
短い時間であったが、それなりに、自然、気候、風土、文化の違いを感じることが出来た。

特筆することは
 桜はどこも満開で満足する観桜であった。
 角館では他の武家屋敷も見学したかった。
 本場での稲庭うどんは食べ損ねた。
 奥入瀬渓流は自分の足で散策してみたい。
 白神山地の青池と十和田湖の研ぎ澄まされたような青い水の色が脳裏に焼きついている。
 バス利用が多い国内ツアーで、列車に乗るルートがあったこと。(東北新幹線、五能線)

行く先々天候に恵まれた。気温も鹿児島とさほど変わりなかった。その年々で開花時期が違い、気まぐれ開花の桜である。角館、千秋公園(秋田)、弘前、駒街道(十和田)のいずれも満開の桜花爛漫であった。満開時期とピタリと一致した。幸運であった。

ツアー旅行は、かけ走りでゆっくり見る時間がない。国内ではしたくないところだが桜は待ったがない。見頃を逃したらいつチャンスが巡ってくるか分からない。

知らない土地は、ツアー旅行も広く浅く網羅されていて、アウトラインを知るにはもってこいである。予習ができたようなものであると思えばよい。もっとじっくり見たいところは、次回に自分で計画すればよい。
東北は魅力ある地域である。他のシーズンに、違う場所も訪ねてみたい。   おわり

十和田湖


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青 森 そ の 3

昨夜は湯瀬温泉のホテルに泊まった。
旅のはじめ、「湯瀬温泉」の文字を見て、どこにあるのか見当がつかない、
これまで聞いたことがない、どの辺りにあるのだろう?と思った。

八幡平と聞いておおよその場所が分かり、冬の樹氷で有名なところであることを思い出した。
八幡平は秋田県と岩手県にまたがり、青森県にも近い位置にある。
昨夜の宿は、秋田県鹿角市(かづの)、八幡平から十和田にぬける途中にある。
朝目覚めて窓を開けてみると周囲は山ばかりである。遠山にところどころ白っぽく見えるのはきっと桜だろう?

今日の行程も忙しい。8時40分に宿を出発した。
秋田県側から十和田湖へ向かう。途中の湯瀬渓谷のあたりはこの時期でも残雪が深い。ブナや栃の木が多い。

残雪

発荷峠(別名九十九曲がり峠)を超えて十和田湖湖畔へ着いた。

十和田湖

   【十 和 田 湖】
十和田湖を一望できる一番のビューポイント・発荷(はっか)展望台へ上がった。湖の色に魅せられてぐるりと見渡した。素晴らしい眺めである。風もない好天に恵まれ、湖面も穏やかで、満々と青い水を湛えている。遠くの八甲田連峰の尾根もよく見える。
冠雪の八甲田を背にする十和田湖、澄んだ空気、潮目のように見える湖面を眺めていると喧騒の日常とは別世界である。

十和田湖は二重カルデラ湖で周囲44km。水深27mで東京タワーの高さに匹敵する。透明度も10メートル。秋田県の田沢湖、北海道の支笏湖についで3番目の深さ。

湖の周囲の、ここにも、あちらにも・・・・ふきのとうが。北に来ていることを肌で感じる。

十和田湖の湖上遊覧船に乗る。秋田側の休屋から乗船して青森の子の口(ね)までおよそ50分で巡る。テープで遊覧説明が流されている。水の色も変化して、見返り松付近は水色のきれいなところと案内している。
緑色がかったブルー色である。昨日見た青池の色と似ている。湖上で釣りをしている人の姿も見える。コイ、フナ、ワカサギ、ニジマスなどがいるという。

ボート

光の屈折もあるのだろうが空気のきれいなところは水の色も透明感がある。心地よい湖上遊覧であった。

船を下りた子の口から焼山(昼食する)間で約14㎞、奥入瀬渓流が続く。今回は車窓からの眺めだけである。さまざまな瀬を見ながらブナなどの広葉樹林の中を走る。

奥入瀬

右に左に目まぐるしく滝が現れる。車を止めて写真撮影、散策している。初夏や紅葉時期に歩いてみたいところである。

旅の楽しみの一つにその土地の郷土料理がある。
南に住んでいると北の食べ物に憧れる。

昼食に、せんべい汁が出た。お膳の上に丸型の白い米せんべいが乗っている。鍋に火がついてから、せんべいをちぎって入れてくださいと言う。

せんべい汁

鍋料理にせんべいを入れる?変な感じがしたがこの地方の料理である。きりたんぽ鍋のきりたんぽがせんべいに代わったと思えばよい。スープにさっと溶けてとろんとした食感である。珍しく温まって美味しい。

~バスの中でガイドさんに聞いた津軽弁~
体の部分ですとヒントがあったが見当もつかなかった。
さいごの「とさゆさ」は車中爆笑の渦!
あずまし(あんずまし)・・・気持ちがいい
おとげ・・・あご
へちょこ・・・へそ
もちょこちゃ・・・くすぐったい
あくど・・・かかと
とさゆさ・・・どこに行くの?湯さ

この旅最後の桜を見る十和田市へ向かう。

  駒街道

    【駒 街 道】
十和田市は旧十和田市と旧十和田湖町の合併により平成17年1月1日に誕生している。官庁街通りは愛称で「駒街道」と呼ばれ市民憩いの道で「日本の道100選」に選ばれている。通りは桜一色に染まっている。

長さ1kmの道に500本の桜並木が続く。歩道両側に奥入瀬渓流をイメージした水の流れや、さまざまな馬のオブジェが配置され、桜を際立たせて壮大な絵画のような美しさだ。ライトアップされた夜桜も美しいという。
この日も満開の桜の中、人出が多く、公園内は花見の宴で賑わっている。

駒街道2

全国に桜の名所は多いが知られていないところも多い。駒街道もそうであろう。訪れる機会に恵まれ、今回はツアーでよかった。官庁街の通りに満開の桜が彩りを添えている。優しい町である。

東北の桜を愛でる2泊3日の旅も終わる。一路八戸駅へ。
16:05発、新幹線はやて4号に乗って帰京の途についた。          続く


青 森 そ の 2

十二湖駅へ着いた。

駅の売店をのぞいてみた。土地のものはないかしら?
袋詰めにした山菜がかごに盛ってある。山の多いこの地域は、きっと山菜の宝庫に違いない。
ぼんな、ギョウジャニンニク、山わさび、うど、こごみ、あざみ、たらのめ・・・・・

山菜

珍しい山菜が多い。新鮮で安い。1袋150~250円。
近くに住み、今日帰宅するのであれば、あれもこれも欲しいものばかりである。

「ぼんな」は、見ること、名まえを聞くことも初めてである。
いつもの好奇心が黙らなくなってしまった。試してみたくなった。明後日帰鹿することは承知のうえである。「ぼんな」は是非とも欲しい。ギョウジャニンニク、山わさびも握ってしまった。新聞紙にくるんでもらった。

駅のホームにリゾート白神「橅」編成が入ってきた。
楽しみにしていた五能線に乗車する。乗ってみたいローカル線として鉄道ファンも多い。
五能線は全長147.2キロ。秋田県・東能代駅と青森県・川部駅を結ぶ路線である。海と山、津軽平野の詩情あふれる景色が楽しめる。

五能線は鉄道写真撮影ポイントとしても知られる。海岸線ぎりぎりに走る列車や、雄大な岩木山をバックに走る光景が撮影されている。絶景ポイントは徐行運転してくれる。夕陽ラインでは、夕陽のビューポイントもある。日本海に沈む夕陽が見られるというが、昼間の時間帯で残念であった。観光列車のうれしいサービスである。

千畳敷

「千畳敷」では10分停車した。列車を降りて岩畳まで行ってみた。
「日本の夕景百選」に認定されている千畳敷は、寛政4年(1792)の地震によりできた岩浜。その昔、殿様が千畳の畳を敷き酒宴をしたといわれる岩棚が広大に続いている。

奇岩
奇岩と波しぶきが日本海に似合っている。太宰治の文学碑も建っている。
文学碑

車内イベントも行われている。
鯵か沢駅~五所川原駅間で「津軽三味線の生演奏」が聴けた。女性2人の奏者である。太棹の力強い演奏、心を揺さぶる津軽三味線。津軽の景色を眺めながら聴くことが出来た。展望ラウンジ(先頭列車)で演奏して車内にマイクで流している。

三味線

津軽弁「語りべ」実演もあったが車内では聞き取れなかった。よく分かりにくい方言に鹿児島と青森があげられる。
JRもローカル色を取り入れた企画を催行している。車中も変化があって楽しい。
冠雪の岩木山も車窓から見える。列車からではよい像はなかなか捉えられない。
川部駅で進行方向が変わって弘前へ向かった。

【弘 前 公 園】

弘前城

弘前駅に着くとバスも到着していた。これから弘前公園の桜見物である。
人出が多い。直ぐ渋滞に巻き込まれた。堀沿いの歩道の桜も満開で水面に映って美しい。早く城閣のある公園へ入場したい!
弘前は津軽10万石の城下町。国内屈指の桜の名所として知られる弘前城がシンボル。3層の天守閣の美しい白壁が城跡一帯の公園の景観美を引き立てる。春は2600本の桜が咲き乱れる「弘前桜まつり」、今がその時である。

しだれ桜

岩木山2

5時近くなり、陽も薄くなってきた。急いで公園を目指した。目に映るものは桜のオンパレードである。城を背に咲く桜は風情がある。日本の春である。広い公園内は桜と松の色が調和している。しだれ桜とソメイヨシノが入り混じって桜花爛漫である。公園から逆光で見る岩木山の姿が美しい。桜をお堀の水が水鏡となって映している。花吹雪も舞ってちょっと感傷的に!
二の丸を見学する時間(5時までに入場)がなく残念。これも次回へ見送り。

水鏡

日も暮れかかり、一路今夜の宿である湯瀬温泉へ。弘前から1時間半ぐらい要するという。
暗くなると景色も見えないのでお休みタイムとなった。

青森県はりんごの産地として知られている。県全体が産地と思っていた。ガイドの話では“りんごの産地は津軽地方だという、南部地方では殆ど作っていない”と聞いて、意外な感じがした。私の認識不足? 「わけ」があった。

青森県は、江戸時代、津軽藩と南部藩に分かれ文化風土にも違いがあった。
気候については夏が短く冬が長い冷涼型に属しており、津軽地方(日本海側)と南部地方(太平洋側)ではおおきな違いがある。

特に太平洋側に吹く偏西風(やませ)のため、低温と小雨がつづき冷害にみまわれるやすくなることから、農産物の分布では日本海側の水稲やりんごに対し、太平洋側では根菜類(ながいも、にんにく)が主流となっている。「やませ」については社会科で習っている。

居眠りなどしていたら、
今夜の宿・湯瀬温泉(八幡平)の「姫の湯ホテル」に到着した。      続く


青 森 そ の 1

2日目の朝である。8時40分、「秋田温泉さとみ」を出発する。
今日の行程は長い。宿にも夜着くスケジュールである。
秋田市を出発して日本海沿いに北上して青森県に入る。夜には東部の内陸地を県越えして再び秋田県へ舞い戻ることになる。

日本海

今日一番の見所、白神山地を目指してバスは走る。ほぼ日本海沿いに北上するので海が臨める。至る所に冬の暴風雪除けが見受けられる。沼が多い。秋田県はジュンサイの産地である。夕食の吸い物や、しょっつるにも使ってあった。

「秋田名物八森鰰々(ハタハタ) 男鹿で男鹿ブリコ 能代春慶桧山納豆・・・」
と秋田音頭にも唄われている八森を通過した。やがて青森県である。

【白 神 山 地 (世界自然遺産)】
白神山地は、青森県西南部と秋田県北西部にまたがる、約13万ヘクタールの山岳地帯である。世界でも最大級のブナ原生林が広がる手つかずの貴重な自然である。約17000ヘクタールが世界自然遺産の登録地域。
国の天然記念物のクマゲラやイヌワシ、ニホンカモシカなどが生息している。2000種の昆虫、白神山地に咲くアオモリマンテマなど貴重な草花が生息する、動植物の楽園。

青森県の十二湖からのルートで白神山地に入っていった。
高い山で1230メートル、ブナの木が多い。

ガイド――「ブナは漢字で書くと?」
一乗客――「木篇に無」
ガイド――「ブナは水分が多く木材にならない。字のとおり何にもならない木だからと書くのよ」
本当のような話に乗客も笑っている。

日本キャニオン

「右手を注目してください。日本キャニオンが見えてきます。」
はじめ何のことだか分からなかった。少し白い山肌が見えてきた。バス上の目線からでは注意して見ていないと見過ごしてしまいそうにちょっとだけである。白くゴツゴツした岩肌だという。
大げさじゃない? おらが国自慢かな?
その名の由来は、巨大な白い岩肌がアメリカ・コロラド高原のグランドキャニオンを思わせるところから。

【十 二 湖 (津軽国定公園)】
お目当ての十二湖、今日のハイライトの青池に行くためにバスを降りた。なだらかな山道を登っていく。
十二湖は、33の湖沼群からなるブナの森に囲まれた美しい公園である。中でも青池は十二湖を代表する名湖である。

元々33あった湖が、崩(くずれ)山が崩れて、塞き止めてしまった。
崩山の頂上から眺めると、小さい池は森の中に隠れ、大きな池だけが12見えたことから「十二湖」といわれるようになった。

落ち葉を踏みしめながら歩いていくと左手に湖が見えてくる。繋がっている湖もあって数は数えにくい。最後にちょっと上ったところに青池の表示が出てきた。

青池

【青 池】
「あっ!」
水の色を見た途端、おもわず息を呑んだ。
言葉で表現できない色である。心の中まで染み込んでくるような深い色合いである。
青インクを流し込んだように真っ青な湖水を湛えている。その色は神秘的で、湖底にはブナの木が静かに横たわり、太陽の光によって池の青さが変化する。

青池は白神山地の西側の山腹にポツンと丸く開かれた直径45m、深さ9mの紺碧な青い水の湧き出す池である。その水の透明感は神秘的で、昔から有名である。水の青色は白神山地特有の澄んだ青い色を発する水の分子の性質による、原生自然の色である。

静寂の杜の中で、じっと見ていると、吸い込まれそうなほど美しく神秘的な印象を与えてくれる。妖しげにさえ感じる。湖底まで見えそうな透明度、木漏れ日から射す陽光が反射して湖面はキラキラと光っている。

沸壺の池

青池の手前にある沸壺(わきつぼ)の池も素晴らしい。
池の底からこんこんと白神山地の伏流水が湧き出している。透明感のある青い水を湛えており、青池と並んで十二湖屈指の神秘的な美しさである。周辺のブナやミズナラの古木との景観も絵になる。

少し登山道の階段を上ったところで、視界が明るく開けた。ブナの原生林が広がっている。ステップには滑らないようにチップ材が敷いてある。

ブナの原生林

ブナの自然林で、若い木から老木まで生い茂っている。お行儀のよい木立ではないが手つかずの森がいい。手を大きく広げて深呼吸した。大自然からのプレゼント、澄んだ空気がおいしい!!
下り道、あちこちで可愛らしいふきのとうを見た。鹿児島では自生のものはなかなか見られない。

ふきのとう

【サンタランド白神】
昼食はサンタランド白神で摂った。
サンタランド白神とはなんだろう?と思った。

世界自然遺産である白神山地の主峰・白神岳の麓に位置し、クリスマスのムードを一年を通して感じられる夢いっぱいのサンタクロースワールドである。

サンタポスト(郵便局)やサンタハウスの他、本格的なログハウスのコテージ、和風タイプの集合別荘フヴィラ、炭焼き体験棟やレストランなどの施設が充実している。
北欧のロマンと白神の自然を思い切り満喫できるリゾートである。

サンタクロース

珍しいフィンランド直輸入品が販売されている。フィンランドからやってきたサンタクロースと会える。この日も一緒に写真を撮る子ども・・・大人までもいる。

サンタランド白神は、青森県岩崎村(現在は深浦町)がサンタクロースのふるさとであるフィンランド国ラヌア郡と姉妹都市の締結をしたのを機に計画・建設された。

昼食後十二湖駅へ向かった。
これから、一度は乗ってみたいと思っていた五能線に乗車する。        続く

秋 田 そ の 2

今日の泊まりは秋田市郊外に在る「秋田温泉さとみ」である。
300坪の大浴場と140坪の露天風呂が楽しめる広々とした温泉宿である。
部屋の窓から、下を流れる旭川、両岸には淡い桜色が薄暮の中に霞むように映る。

窓下

夕食時間まで間があったので大浴場へ急いだ。大きな露天風呂が2ヶ所ある。日本庭園を眺めながら湯煙の中に身を沈めると旅の疲れも吹っ飛ぶ。優しい心地よさが全身を包みこむ。
全身を「すべすべの膜」で覆われたような感触がする。

泉質は含硼酸重曹食塩泉。
肌が艶々、すべすべになる「美人の湯」、
ぽかぽかの温もりが持続する「あったまりの湯」として親しまれていると宣伝している。
女性に人気の宿であるらしい。

夕食はグルメ会席(日本海の鮮魚・山菜・塩汁・きりたんぽ鍋)となっており、期待できそうである。
広間に家族ごとに高脚付き膳が並べてある。
アルコール駄目家族である。香りだけでもと、娘たちは秋田の銘柄「高清水」の冷酒、私は白のグラスワインで乾杯した。

北の食べ物には珍しさと憧れをもつ。
お膳の上を目で追った。

夕食

手前に「御口上」が添えてある。読んでみる。
『本日はグルメプランのコースをお選びいただきまして、誠にありがとうございます。私は太平洋の海水に産声をあげ、育ちました。現在8歳でございます。丁度食べごろかと存じます。
ご覧のように大変生きがよろしいので、安心して食していただけますし、味のほうも大変よろしいかと思います。
1尾はお造りに、もう1尾は焼くのがよろしいかと思います。女性の方にはグラタンもお勧めの一品でございます。できるだけ早いうちにお食べいただいて、又残さずに食べていただければ私も本望でございます。』

料理長の心意気が伝わってくる。
今夜は伊勢えび2尾使ってあるメニューである。
1尾は片身ずつグラタンにして2枚も盛られている。活き造りは後で運ばれた。

今は桜と山菜が旬のシーズンである。それらを使いイメージした料理は珍しく、うれしい。
とりわけ秋田の「塩汁・しょっつる」「きりたんぽ鍋」に注目した。
目に焼き付けデジカメに収めた。

さしみ

伊勢えびの造りとは別に魚の刺身もある。かまくらの中に刺身が見える。触ると冷たい。ひと目で秋田とわかるアイディアである。

【塩汁・しょっつる】

しょっつる

民謡「秋田音頭」にも唄われているハタハタを使ってしょっつる仕立の料理。一度は本場で食べてみたいと思っていた。漢字で、ハタハタは「鰰」と書く。

しょっつる鍋仕立てを、取り分けて熱々が運ばれてきた。
ハタハタ、豆腐、じゅんさいなどが入っている。スープの色は濁りのない透明色。塩味であることが分かる。臭みのない、旨味のある薄味、上品な味わいである。汁ごときれいに頂いた。

【きりたんぽ鍋】

きりたんぽ

秋田郷土料理の代表格の、きりたんぽ鍋も楽しみにしていた。
もともと,「きりたんぽ」は秋田県北部の猟師「マタギ」の料理であったと言われている。
比内鶏、きりたんぽ、野菜類を煮込んだ鍋である。スープの出しは比内鶏からとっている。

30年前、初めてきりたんぽを食べて以来大好きになっている。しかし、南の鹿児島では見かけない。冷凍物は好きになれない。久しぶりにホクホクとした食感のきりたんぽを食べた。米どころ秋田ならではの味である。スープもいい味加減でおいしい。

蛤の潮汁も絶品である。
和食は出しが命である。どの料理からも出しが丁寧に取られていることが窺える。
北の料理は珍しい。目に焼きつけ、舌で覚えようと欲張って頂いた。
私も娘も食べ過ぎた。日本海に面する秋田は新鮮な海の幸が多い。日本料理に適した食材が多く和食が一番である。

休む前にもう一度、露天風呂に浸かった。月を見ながら風情のある情景である。

  「しょっつる」
 魚醤「しょっつる」は本来「ハタハタ」を原料としたモノであるが、乱獲による原料(ハタハタ)の減少から、近年ではすっかり少なくなり、「いわし」や「コウナゴ」などの代替え原料になっているという。色が薄い、ハタハタが白身の魚であるからに違いない。金沢の「いしる」も 魚醤だがこちらは茶色に色づいている。戻ってから使いたいと思い宿の売店で1瓶購入した。        
                              続く

しょっつる


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マンマ

  • Author:マンマ
  • 好奇心、やじ馬根性旺盛な熟年おばさん?

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